開館40周年 まるごと ひろしま美術館展2018。
西洋画編に続いて今回は日本画編です。
日本画もなかなか充実していました。
個人的にはどちらかといえば日本画よりは西洋画が好きなのですが、
ここの日本画コレクションはなかなか自分の好みの作品が多くて良かったです。
特に裸婦像。
なんていうか西洋画のような直接的なアピールではなく、
遠回しに隠喩的に色気を伝えようとする奥ゆかしさ、というか、
そういう雰囲気が日本人の自分の性にも合ってるというか。
改めて日本画の良さに目覚めた気にさせてくれる、良い展示だったと思います。
まずは藤田嗣治から。
晩年は「レオナール・フジタ」とフランス国籍を取得して日本国籍を抹消したこともあり、
西洋画コーナーに展示されていたのですが、やはり心は日本人、と自分は思うので、
こちらに紹介します。
[レオナール・フジタ「裸婦と猫」(1923年)]
藤田独自の乳白色の肌色が独特の色気を放つ。
[レオナール・フジタ「受胎告知」(1927年)]
[レオナール・フジタ「三王礼拝(1927年)]
[レオナール・フジタ「十字架降下」(1927年)]
官能的な裸体画だけでなく、宗教画も描いていたんですね。
[レオナール・フジタ「アッシージ」(1961年)]
[横山大観「春光る」(1946年)]
[上村松園「愛童」]
[上村松園「花見の図」(1907年頃)]
[加山又造「倣北宋水墨山水」(1988年)]
[下村観山・横山大観「松鶴」]
[竹内栖鳳「暮秋」]
[竹内栖鳳「熊」(1889年)]
[奥田元宋「富嶽秋耀」]
[稗田一穂「氷原」]
[平山郁夫「出雲路日御碕」]
[黒田清輝「洋燈と二児童」(1891年)]
[藤島武二「桃花裸婦」(1902年頃)]
[支那服を着た妹照子像(1921年)]
[熊谷守一「薔薇」(1971年)]
[梅原龍三郎「裸婦」(1936年)]
[梅原龍三郎「軽井沢秋景」(1974年)]
[岡田三郎助「水辺の裸婦」(1935年)]
[満谷国四郎「裸婦」(1911−12年)]
[林武「裸婦」(1972年)]
[正宗得三郎「厳島」]
佐伯祐三の表裏に描かれた二つの絵。
「表側:「風景」(1925年)]
[裏側:「裸婦」(1925年)]
[靉光「瓶花」]
[東郷青児「赤い尖塔」]
[小磯良平「室内の婦人像(少女)」(1964年)]
[小磯良平「踊り子」(1960年)]
[舟越桂「りんどう」(1966年頃)]
訪問日:2018年9月1日(土)午前