広島滞在最終日。
最後はやっぱり平和記念公園。
前回訪れたのは2011年3月。
実に7年ぶりの訪問です。
「戦争は人間のしわざです。戦争は人間の生命を奪います。戦争は死そのものです。
過去を振り返ることは将来に対する責任をになうことです。
ヒロシマを考えることは、核戦争を拒否することです。
ヒロシマを考えることは、平和に対しての責任を取ることです。」
広島出身であることを心から誇りに思います。
今回は前回2011年に訪れたときにはチェックしなかった箇所を重点的に回りました。
平和の時計塔。
1967(昭和42)年建立。設計者:大旗正二。
平和の鐘。
1964年(昭和39年)建立。設計者:香取雅彦。
鐘の周りの水場にはキレイな蓮の花が咲いていました。
原爆の子の像。
中の鐘には折り鶴が。
1958(昭和33)年5月5日建立。製作者:菊池一雄。
平和の灯。
1964(昭和39)年建立。設計者:丹下健三。
平和の池。
1957(昭和32)年建立。
祈りの像。
原爆死没者慰霊碑。
1952(昭和27)年建立。設計者:丹下健三
当初は丹下は彫刻家イサム・ノグチに設計を託す予定であったが、
丹下の師匠である岸田日出刀の強硬な反対に遭いやむなく断念、
急遽丹下案で作られることになった。
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館。
2002(平成14)年建立。設計:丹下健三
2002年にできたということは前回訪れた時にはすでにあったはずなのだけど、
気づかなかったのかなあ...
建物のほとんどは地下に埋設されており、
建物を取り巻くように配置されている通路を下ってゆくと...
円形の祈りの場が現れます。
公園の主軸となる平和記念資料館ですが、本館は改修工事の真っ最中でした。
東館につながる連絡通路が取り外されている貴重な光景。
東館は2017年に一足早く改修工事を終え、リニューアルオープン。
1階ロビーの平山郁夫の壁画。
[平和のキャラバン・東(太陽)]
ローマ法王平和アピール碑。
碑にはこう刻まれています。
戦争は人間のしわざです。戦争は人間の生命を奪います。戦争は死そのものです。
過去を振り返ることは将来に対する責任をになうことです。
ヒロシマを考えることは、核戦争を拒否することです。
ヒロシマを考えることは、平和に対しての責任を取ることです。
資料展示コーナー。
爆心地周辺マップは動画となり、より分かりやすいものに。
原子爆弾の模型。
左が長崎に投下された「ファットマン」、右が広島に投下された「リトルボーイ」。
原爆ドーム模型。
元は「広島県産業奨励館」と呼ばれる建物だった。
原爆が投下された8時15分で止まった腕時計。
国際会議場。
平和の門。
イサム・ノグチが欄干をデザインした平和大橋「創(つくる)」。
同じくイサム・ノグチが欄干をデザインした西平和大橋「行(ゆく)」。
優れた建築は設計した建築家がいなくなった後もその意志を継ぎ、残り続ける。
戦争の愚かさを説き、核をはじめとしたすべての兵器がなくなるその日まで平和の灯は消えない。
訪問日:2018年9月1日午後
アクセス:広島駅前から広島電鉄電車「宮島口」「江波」方面行に乗車し、「原爆ドーム前」下車
入場料:無料(ただし平和記念資料館は大人200円、65歳以上100円、高校生100円、中学生以下無料)
駐車場:公園南側、平和大通り付近に市営駐車場(有料)