夏休み後半。
前半とはうって変わって真面目に働いております。
大学の教授のお手伝いで再び都市計画系のバイト。
今回は前回のように都内を自転車で走り回る肉体労働ではなく、デスクワーク。
東京23区にはどれだけ生産緑地(農地)があるのか?
その調査のお手伝い。
...こう書くととてもカッコイイお仕事のように聞こえるけど。
実際の作業はひたすら単純作業。
しかし仕事の価値は単純か複雑かで判断するものじゃない。
その作業の目的、価値をしっかり理解しているかどうか。
その点今回仕事をくれた先生はしっかり説明してくれるので、
良い仕事なんだと思う。
「スペースコミュニケーション」という専攻の良いところは、
建築を客観的にも主観的にも眺めることができることじゃないだろうか。
先生から半分冗談で「都市計画やってみない?」という誘いを受けるのだけど、
僕にはどうもピンと来ない。
これからの社会に必要な分野で面白そうだな、とは思うけど。
なんか視野が広すぎてピンと来ない。
都市って計画して秩序を保てるものなんだろうか。
...自分はやはりまずは建築をやりたいと思う。
都市計画の仕事をするにしても、
建築を経験してからでないとできない気がする。
しかしGoogle Mapはスゴイ。
こんな素晴らしいものが無料で使えるなんて。
ちょっと前まではスパイ映画の中でしか出てこなかった
空からの空撮映像が誰でも簡単に見ることができるなんて。
...良い時代になったもんだ。
ずーっとパソコンの前に座っているだけなのに、
頭は東京都内を走り回っている。
部屋の中に居ながらにして冒険できるところがこのバイトの良いところ。
...でもやっぱり空想は空想でしかない。
やっぱり僕は「形」にこだわりたい。
ソフトはすぐに消えてしまうから即効性があるんだ。
ハードは実体があるから制約を受けて大変なんだ。
このブログを読んだ人からは、「いろんなことに興味がるんだね」って言われる。
でも、本当はそうじゃない。
1つのことに専念すると、それしか目に入らなくなる。
視野が狭くなり、ともすれば専念しているものの価値さえ見失いがちになる。
それを戒めるために僕はこのブログを書いている。
自分にはいろんな選択肢があることを忘れないためにこのブログを書いている。
多様性極まるこの時代、
シングルタスクな自分に最適な生き方は見つかるのだろうか。
心配してても仕方がない。
探し続けるしかない。
そういう人生を選んだのだから。
KAS
こんにちは、はじめまして。
KASと申します。
前からチョクチョク覗かせていただいていましたが
はじめてのコメントです。
ちょっと引っかかったのでコメントさせていただきました…
専門で勉強してるわけではないんで差し出がましいかもなんですが、
建物に関しては
1あっての10であること、
建物ありきの町・都市となっていくことはそうなのですが
都市計画というのも非常に重きを置かないといけない分野だと思います。
建築に携わる友人がいますが
都市計画が分かっていないと建築物を立てる上で後々困ることが出てくるそうです。
詳しくは知識に入れてなくて…
すみません…
都市計画と建築は今後益々密接化していくそうです。
なので、建築に重きを置きつつ都市計画にも視点をずらしてみたりする方が
建築一本と考えるより都市的にも建物的にもより良く作れる可能性が広がると思います。
建築⇒都市計画のパターンですが
コルビジェも都市計画を考えていました。
実現はされなかったみたいですが…
と、ただおーさんの意としているところと違うところを指摘していたら本当にごめんなさい。
長くなってすみませんでした。
いつも楽しく読ませていただいてるので、これからも頑張って下さい。
tadaoh
KASさん >
コメントありがとうございます。
専門外の方からの意見はとても貴重です。
今後も遠慮なくコメントをお願いします!
念押しになりますが、僕は別に都市計画を軽視しているわけではありません。
その重要性を想うからこそ、向いてないと思うこのバイトもしているわけです。
都市計画は建築以上に多角的です。
どちらかといえば「狭く深く」的な自分がどこまで都市計画を考えられるか疑問に感じています。
だからまずはできるところから、ということでまずは建築からチャレンジしたいのです。
建築はなにも都市だけのものではないはず。
だとすれば都市の絡まない建築もあるとは思いませんか?
ちなみにコルビジェの都市計画のうち、実現したものがあります。
インドのチャンディガールです。
もっとも実現しなかった計画のほうが圧倒的に多いのですが。
コルビジェでさえこうなのだから以下に都市計画というものが難しいかが伺えますよね。