[ねむの木子ども美術館: Photo by Architecture Potography]
新日曜美術館でねむの木こども美術館を紹介していました。
女優・宮城まり子さんが創設したねむの木学園の障害ある子ども達の
絵を飾るために作った美術館だそうですが、
一目見て設計者は藤森照信氏だな...と思ったらビンゴ。
独特の世界観があるから分かりやすいのかな。
20世紀はエゴ建築、エゴ都市計画の時代だった。
21世紀はエコ建築、エコ都市計画の時代だ。
エコ建築、エコ都市計画に興味を持ち出してからは、
藤森さんの建築にはとても惹かれるものがあります。
[坂茂氏設計の美術館: Photo by Architecture Potography]
ねむの木子ども美術館は、坂茂氏の設計のものが以前からあり、
藤森氏によるものは2007年4月に新規オープンしたものだそうです。
坂氏設計のものは外観はボックス型で四方の壁がガラス張りのもので、
中の天井の幾何学的な模様がいかにも坂氏らしい、と思いました。
藤森氏によるものはなんと言ってもその外観に特徴がありますよね。
トトロの世界に出てきそうなとんがり屋根には緑が植えつけられています。
実際には屋根の緑化活用にはまだまだ実用性については課題があるみたいですが
これからの都市にはこうした緑化活用した建物が必要だと思うのです。
人工的な、無機質な、幾何学的な外観はもはや人類の進化の象徴ではなく、
無知の象徴と化しつつあるのではないでしょうか。
ビルに緑を。
【Information】オフィシャルサイト
アクセス: JR掛川駅からバスで20分
開館時間: 10:00〜17:00(入館は16:30まで)
入館料: 大人600円、小中高校生250円