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2009年9月 4日

夏草や 兵どもが 夢の跡ー毛越寺ほか【岩手県平泉町】

建築デザイン

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夏草や 兵どもが 夢のあと  芭蕉


平泉に行ってきました。

平泉は大きく分ければ、駅から近い毛越寺エリアと、
駅からはちょっと離れている中尊寺エリアとに分かれます。

というわけで、まずは毛越寺エリアからレポート。


毛越寺エリアの現在はまさに芭蕉の句のごとし。
変に当時の在世を全再現するのではなく、
兵どもが失った「夢の跡」が忠実に再現されているのかな。


遺跡の正しい残り方ってこういうのではないだろうか。




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[芭蕉「夏草や兵どもが夢の跡」の句碑]


毛越寺エリアへは平泉駅から直進することおよそ10分。

毛越寺に入る前に、その隣にある旧観自在王院庭園へ。

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奥州藤原氏二代基衡の妻が建立した寺院だそうです。
毛越寺よりも「夢の跡」の度合いが強く、
ほとんど建物らしきものは残っていません。

見学は無料で囲いもほとんどなく、一般の景色に溶けこんでいます。
見学者も自分以外には誰もいませんでした。
まさに夢の跡。

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長い年月に顔も崩れ、全身苔生すお地蔵様。

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唯一建物らしき祠。

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続いて毛越寺へ。

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こちらは入場料500円。
毛越寺は開山は慈覚大師円仁、建立は奥州藤原氏二代基衡の天台宗のお寺。
国を代表する平安時代の浄土庭園を有しています。
池泉廻遊式庭園で大泉が池の周りを時計回りで進んでいきます。


以下順路に沿って紹介していきます。

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[入口の山門]


入場門を直進するとまず大きな本堂があります。

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その右手に広大な大泉が池が広がっています。

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水面の鏡は池泉庭園の魅力の1つですよね。


池面に浮か竜船。

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当時はこの竜舟を浮かべて遊興に耽っていたんでしょうね。


本堂の横を通ると...

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すでに紅葉がはじまっているようでした。


しかしまだ残暑の緑もキレイ。

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開山堂。

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慈覚大師円仁を祀るお堂だそうです。


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遣水(やりみず)。

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平安時代の遺構としては唯一のものだそうです。
平安時代にはこの遣水に盃を浮かべ、流れ来る間に和歌を詠み、終わって盃を戴く、
という「曲水の宴」が盛んに行われたそうです。


常行堂。

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本尊は宝冠阿弥陀如来、奥殿には秘仏摩多羅神が祀られています。

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州浜。

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出島石組と池中立石。

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荒磯の風情を表現。
静寂の世界にある「動」の部分。


前期に受講した「造園学」での学習成果が生きたような気がします。

もっと日本庭園の魅力を学びたいと思いました。


続いて中尊寺エリアへ。


【information】オフィシャルサイト

アクセス:JR平泉駅より徒歩7分

毛越寺拝観時間:午前8時30分~午後5時(11月5日~4月4日は午前8時30分~午後4時30分)

毛越寺拝観料:大人500円、高校生300円、小中学生100円


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