震災の爪痕

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遊子川の駐在さんが1ヶ月ほど震災支援で東北へ出張してました。

先日無事元気に帰ってきて、いろいろ体験談を聞かせてくれました。
同時に現地で撮影した写真も頂きました。


そこにはあの日から5ヶ月経過してなお、深く残る傷跡が生々しく、
被害の大きさが伺えました。


被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。

こうした震災に出逢うたび、人間の小ささを痛感する。
自然の猛威を前にして、人間に為す術はない。
自然を征服しようなんて思うな。
それは驕り以外のなにものでもない。


ただ、運命を受け入れるのみ。
どんなに辛くとも。
どんなに悲しくとも。


津波により傾いた電柱。

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根元から折れてしまった看板。

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巨大なエネルギーの通過の痕跡。


破壊された信号機。

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破壊された家屋。

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寸断されたレール。

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取り残された車。

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陸に打ち上げられた船。

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長い年月をかけて築き上げた文明社会を、自然の猛威は一瞬にして破壊し尽くす。

それでも自然を恨んではならない。

こういう震災に遭うたびに、文明を築くことに意味はあるのか、という疑問が浮かぶけれど。
見えない未来を前にして前に進み続けることに不安を感じるけれど。

やはり築き続けるしかないのだと思う。
前に進み続けるしかないのだと思う。

僕達が生きものである限り。
そして僕達が人間である限り。