西予市の公民館職員研修会で、
「地域おこしにおける公民館の役割」というテーマで15分ほど話してくれ、
と依頼されて、高川公民館でお話ししてきました。
これまで地域おこしの経験もなく、地域おこし協力隊に着任して4ヶ月足らずの
今の自分に語るべく成果もなく、これからの展望・意気込みを語るしかないのだけど、
それでも、「外からの目線」で何かしら寄与できるものがあると信じ、
自分なりに感じることを話しました。
およそ40人ほどの人数を前にして、久々に緊張した〜
まずは冒頭で軽く自己紹介。
その後、自分が着任した遊子川地域の紹介。
遊子川の魅力を紹介。
緑の深さが半端じゃない。
さて、本題。
地域おこしにおける公民館の役割とは...
ずばり「リーダーシップ」。
遊子川のような小さな集落ほど、公民館にはリーダーシップが求められる。
地域行事は公民館を中心に回っていくから。
では、地域おこしについて、公民館はどのようにリーダーシップを発揮していくか。
地域おこしの必要性を、分かりやすい形でより多くの人に伝えていく。
良い面と悪い面からの両方から、バランスよく。
地域の魅力を再発掘することで、地域の魅力を再認識する。
魅力を一から創造する、となると大変だと思ってしまうけれど、
元からある魅力を見つけて、その泥をはらうんだと考えれば、
なんかできそうな気がする。
地域に魅力を感じることで地域おこしへのモチベーションアップとなる。
一方で、危機意識から地域おこしへ自発的に参加させる。
現状は大丈夫だから、目の前の仕事が大変だから、という理由が地域おこしを停滞させる。
このままでは、未来はない、というビジョンを明確にすることで危機意識を持たせ、
地域おこしの必要性を自覚させることも大切。
これらの良い面、悪い面の情報を整理して分かりやすい形で情報発信する。
そこで立ち上げたのが、このブログ。
...ということでブログの宣伝。
ブログ、というととかく日記のような報告に終始してしまう傾向があるけれど、
何かしら「テーマ」を設定することが大切。
このブログの場合は、「地域の魅力」。
魅力を伝えることを最大の目的とする。
長年言葉を使っていると、言葉が万能のコミュニケーションツールだと思いがちだけれど、
言葉で伝えられることは意外と少ない。
言葉+αでの表現が必要。
このブログの場合は写真。
写真で魅力を伝えたい。
最後にどのような地域活性化をしていきたいか。
僕の場合は、木工。
木工がやりたい旨を宣伝する格好の場。
城川開発公社の社長さんが、東京への出張時に見つけて教えてくれた、
機内誌からの情報。
木工で町おこしを成功させた、北海道・置戸町の事例を紹介。
かつては林業で栄えた町も、経済の自由化で安い海外の材木におされて衰退の一途をたどる。
住民たちは、身近にある木の魅力を再発掘することで、街の再生を図る。
木に関する本を集め、日用品に木製品を使い、街の予算で木工職人の育成環境を整備する。
なんとか無事15分間話し、夜の懇親会。
一応自分が伝えたいことが伝わったみたいで、一安心。
まずは自分がやりたいことをできるだけ多くの人に伝える。
すぐにはアクションが起こらなくとも、伝え続ければ、誰かが応えてくれる。
その積み重ねがやがては大きなエネルギーとなる。
それを信じ続けよう。
無事懇親会も終え、明日からは遅い夏休み。
やった〜。
やっと休める!
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