クール・ファン

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自慢じゃないが、
東京での19年間、というよりこれまでの人生でクーラー無しの夏を過ごしたことはない。

...ホント自慢にならない。
それくらい暑がりです。
でも、東京も広島も暑いのは確か。

冬はこたつがなくても、暖房なしでも寝れるけど、
夏はクーラー無しでは眠れない。


山間部でけっこう涼しいと聞いていた遊子川ですが...

ここ数日は暑い。
とても暑い。

...ガマンしきれず買っちゃいました、扇風機。


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そんな暑がりな自分ですが、
上京してからは、扇風機を自分で買ったことは一度もなかった。
住んでた住居のほとんどがクーラー付だったので、
それで何とかなっていた。

今住んでいる市営住宅はとてもキレイなのだけど、
クーラーは付いていない。
必要なら自分で購入しなければならない。

でも、せっかくガラっと環境が変わったのだから、
クーラー無しの夏にチャレンジしてみようかな、と。
...懐が厳しいというのもあるけど。


お店で一番安い、およそ2千円のやつを購入。
安いのもあるけど、安い割にデザインが良いのが気に入った。
三段階の風力切替と三時間のタイマー、首振り機能、という
昔ながらの最低限の扇風機。

でも、それでいいのだ。
リモコンとか、ゆらぎ風とか、便利で快適かもしれないけど。
なければないでなんとかなるもの。

昔の扇風機と違うのは、ファンが透明ということでしょうか。
昔の扇風機もファンは透明でしたが、ファンの存在を知らせるために、
淡いブルーが入ってました。

安全上の工夫だと思うのですが、
回転しているファンに触るのは危険、という極めて明示的な現象であれば
あえて明示する必要もないとも言える。

逆に透明である理由もないわけですが、
あえていうなら透明なファンはどこかクール。
ダイソンのファンレス扇風機をイメージ...はしないけど、
どこかクールな気がしませんか?

また、昔の扇風機はファンカバーはむき出しの金属でしたが、
今回のは白く塗装されており、台座の色ともマッチしていて、
全体のバランスがとても良い。


最低限、というシンプルさの美学。
それが今、一番必要とされている「美しさ」ではないでしょうか。

過剰さが世界を狂わす。


今のところ風力「弱」でも心地良い。
さあ、これで今年の夏は乗りきれるでしょうか...