マロン!マロン!マロン!

shirokawamaron.jpg


城川の栗工場を見学させてもらいました。


遊子川のある城川には、城川開発公社という半官半民の会社があります。

城川の特産品開発・販売が主な業務内容で、
今回は先輩隊員が城川の栗をアピールするための取材に同行させてもらいました。

最初は社長さんといろいろ話をさせていただきました。
パワー溢れる元気な人で、こういう元気な人が町を引っ張るのだな、ということを実感。


こういう元気な人と話すと、元気がでる。
元気を分けてもらう。

町おこしには当然、ユニークなアイデアとか、手法とか、スキルとかが必要なんだろうけど、
その前にやっぱり、まずは「パワー」が必要なんだと思う。

元気な人を見つけて、町に対する「想い」を共有する。
町おこしはそこからはじまる。


shirokawamaron_paste.jpg


集荷した栗を洗い、外皮を剥き、薄皮を剥き、すり潰し、
砂糖と混ぜたペーストをパッキングする。

大まかな工程はこんな感じ。

できたてのペーストを試食させてもらいましたが、なかなか美味。


町おこしの技術も経験もない、農業、林業の経験もない。
そんな自分が、はたして町おこしで何が出来るのか。
日々そのことを考え、頭を悩ませます。
一人で考えていると不安になります。

この街に来る前から分かっていたことは、「地域おこしは難しい」。
ただ、これだけ。

そんな自分一人で、地域おこしなどできるわけがない。

それならば、まずは自分の味方を増やしていくしかない。
元気な人を、自分の住む地域に情熱を持っている人を味方に付けるしかない。

ただ、そのために自分の信念を曲げるようなことはしてはならない。
自分の「芯」をぶれさせてはいけない。
そのためには時に衝突もあるかもしれない。

地域を知るために、できるだけ多く地域行事に参加するけれど、
地域の人の要求をすべてのむことが、僕の本分なのではない。
一人でできることには限界があるわけだから、
多くの中から必要だと思われるものを、優先すべきだと思われるものを、
取捨選択していくしかない。

「あっちには参加して、こっちには参加しないのか」と言われることもあろう。
しかし、それでも全ては無理なのである。

できる範囲で頑張るけれど、無理は禁物。
無理をすると余裕がなくなる。
余裕がなくなると、いいアイデアはますます浮かばなくなる。

幸い、この地域には地域に情熱を持つ人が少なからずいる。
地域に愛着を持っている人が少なからずいる。
地域おこしの必要性を理解している人がいる。
地域おこしの難しさを理解している人がいる。


だから焦らず、一人で悩まず、ゆっくりじっくりやっていこう。

地域おこしは難しい。
だけど地域おこしは面白い。