城川の栗工場を見学させてもらいました。
遊子川のある城川には、城川開発公社という半官半民の会社があります。
城川の特産品開発・販売が主な業務内容で、
今回は先輩隊員が城川の栗をアピールするための取材に同行させてもらいました。
最初は社長さんといろいろ話をさせていただきました。
パワー溢れる元気な人で、こういう元気な人が町を引っ張るのだな、ということを実感。
こういう元気な人と話すと、元気がでる。
元気を分けてもらう。
町おこしには当然、ユニークなアイデアとか、手法とか、スキルとかが必要なんだろうけど、
その前にやっぱり、まずは「パワー」が必要なんだと思う。
元気な人を見つけて、町に対する「想い」を共有する。
町おこしはそこからはじまる。
集荷した栗を洗い、外皮を剥き、薄皮を剥き、すり潰し、
砂糖と混ぜたペーストをパッキングする。
大まかな工程はこんな感じ。
できたてのペーストを試食させてもらいましたが、なかなか美味。
町おこしの技術も経験もない、農業、林業の経験もない。
そんな自分が、はたして町おこしで何が出来るのか。
日々そのことを考え、頭を悩ませます。
一人で考えていると不安になります。
この街に来る前から分かっていたことは、「地域おこしは難しい」。
ただ、これだけ。
そんな自分一人で、地域おこしなどできるわけがない。
それならば、まずは自分の味方を増やしていくしかない。
元気な人を、自分の住む地域に情熱を持っている人を味方に付けるしかない。
ただ、そのために自分の信念を曲げるようなことはしてはならない。
自分の「芯」をぶれさせてはいけない。
そのためには時に衝突もあるかもしれない。
地域を知るために、できるだけ多く地域行事に参加するけれど、
地域の人の要求をすべてのむことが、僕の本分なのではない。
一人でできることには限界があるわけだから、
多くの中から必要だと思われるものを、優先すべきだと思われるものを、
取捨選択していくしかない。
「あっちには参加して、こっちには参加しないのか」と言われることもあろう。
しかし、それでも全ては無理なのである。
できる範囲で頑張るけれど、無理は禁物。
無理をすると余裕がなくなる。
余裕がなくなると、いいアイデアはますます浮かばなくなる。
幸い、この地域には地域に情熱を持つ人が少なからずいる。
地域に愛着を持っている人が少なからずいる。
地域おこしの必要性を理解している人がいる。
地域おこしの難しさを理解している人がいる。
だから焦らず、一人で悩まず、ゆっくりじっくりやっていこう。
地域おこしは難しい。
だけど地域おこしは面白い。
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