内子散策 【石畳地区】

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連休中日。
久々に内子に行ってきました。

内子で酒蔵を経営している友人のHPづくりのお手伝い。
隣町のことではありますが、長い目で見れば、
これも愛媛の地域活性化、と言えるわけで。

地方が元気になれば、
一極集中型の悪しき風習に歯止めがかけられるかもしれない。
一人一人の力は微々たるものでも、
一斉に同じ方向に向けば大きなエネルギーとなる。

だから今は自分ができることを、自分が信じることをコツコツと。


その友人と会う前に、石畳地区を散策してきました。
内子の中心街からおよそ30分くらいでしょうか。

そこは遊子川と同じように道幅は狭く、自然の緑があふれる地域でした。


石畳地区の地理については内子町観光協会のHPを参考にしました。


  内子町観光協会 おすすめ観光コース(石畳コース)


遊子川にもこういうマップがあればいいですね。
辰ノ口には案内看板がありますが、それのWeb版があるだけでも、
強いアピールになると思うのです。


車を走らせているとまず見えてくる、田丸橋。

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四国にはこのような屋根付橋があちこちにあります。
関東ではほとんど見られないですよね。


石畳清流園(水車)へ。

3つの水車小屋があります。

水車小屋その1。
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水車小屋その2。
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水車小屋その3。
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三滝にも水車小屋がありますが、ずっと止まったまま。
ここは3つの水車のうち、2つが回っていました。
やはり水車は止まっているよりは回っているほうがずっと魅力的。


ここにも屋根付橋が。

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この3つの水車小屋は、電気による動力が普及するにつれて衰退していった水車を、
まちづくりの一環として、大工さんたちが復活させたものだそうです。

とても素晴らしい取り組みですね。


続いて弓削神社へ。
こちらはさらに高地へと登ります。

ここの目玉は屋根付の太鼓橋。
良いロケーションと造形美が組み合わさって良さが倍増する。

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太鼓橋を渡った先にある神社本殿。

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本殿の上の急斜面上にある祠。

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さらにその奥にある椎木の霊木。

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急斜面上に展開する棚田。

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道路拡張ややたらとお店を置くような昨今の妙に都会的な観光地化ではなく、
目的地までの道標や、観光地の説明案内板、トイレ...
と最低限の整備にとどめているところが良いな、と思いました。

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はじめて訪れた場所でしたが、丁寧な案内板のおかげで堪能できました。

遊子川も辰ノ口から雨包山までの道標があればいい気がします。
一本道であまり迷うことはないかもしれないけど、
はじめて来る人にすれば、辰ノ口の看板だけではやはり不安です。


停滞し続けると、やがては朽ちていくのみ。
新しい風を入れ、ほどよく留まり、やがて抜けていく。
風通しを良くすることが、健全な地域活性化になるのではないでしょうか。