マッコウクジラならぬ「モッコウクジラ」
木であらゆるものを表現する酒井久夫氏の展示を見に行ってきました。
氏の作品はギャラリーしろかわでの展示ではじめて見たのですが、
そのリアリティたるや。
しかも技術の緻密さだけでなく、少しひねった作品のテーマやタイトルがまた面白い。
技術とセンスが巧みに組み合わさって、より魅力ある作品になっています。
今回は宇和の四国電力のギャラリー「よんでん和み館」での開催だったのですが、
ギャラリーしろかわと違って写真撮影OKなのが嬉しい。
しかも知り合いの四国電力のスタッフの方のはからいで
ケーブルTVの取材でこられていた酒井さん本人とも会ってお話しすることができました。
おおよそ大工らしからぬ穏やかさで、ユスモクへの協力も前向きに捉えていただきました。
なんかできたらいいなあ。
木がとても魅力ある素材だということを社会に伝えたい。
酒井さんの作品は木の可能性を実によく伝える好例ですよね。
新作「西予産にはロマンがある」
「西予産」の字の中にもロマンがあるのが分かりますか?
ちなみに城川町にはマロンがありますw
靴。
木の上に靴が置いてあるのでなく、全部一本の木から彫り込んでいるのです!
柔らかい布地の表現もなんのその。
タオル。
そしてTシャツ。
紙だって。
古希なのにコキ使われるなんて...^^;
愛媛産には愛がある。
パラフィン紙の質感も見事に表現。
ダンボール箱だって。
ダンボール紙の波板構造まで実に細かく表現。
紙袋ならぬ「木袋」。
組み木で根気よく作りこんであります。
愛媛銘菓「坂の上の雲」ならぬ「板の上の雲」。
やはり写真より実物で見るほうがそのリアルさ、緻密さ、魅力がよく伝わると思います。
連休明けの16日(火)まで開催されているので、
連休中、宇和にお越しの際はぜひよんでん和み館までいらしてください。
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