遊子段畑ライトアップ

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宇和島は遊子の段畑でライトアップをしている、
というので見に行ってきました。

同じ「遊子」の文字を冠しているけれど、
遊子川は西予市の山の奥、遊子は宇和島市の海の端で、
縁もゆかりもないわけですが、
どちらも過疎地で、遊子はすでに地域活性化に取り組んで
ある程度成果を出しており、知名度も上がってきているとなれば、
それはやはり気になるところ。

...気にしてるのは僕だけかもしれないけど^^;


遊子川でも地域内をライトアップによる景観づくりに取り組もうとしてしています。
まだ、どのポイントをライトアップするか詳細は決まっていませんが、
渓谷地形で棚田や段畑も多い遊子川においても、
遊子のライトアップはおおいに参考にしたいところ。

最初は宇和の「卯のほたる」を見に行こうとしていたのですが、
あとから遊子のライトアップを知り、どちらも日曜日が最終日だったのですが、
条件の似ている遊子を優先することにしました。
卯のほたるは来年見に行こう。


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夜は暗くてライトアップといえど明るさを確保するのが難しく、
三脚なしで夜景を撮影するのはなかなか難しい。
しかしアングルにこだわる自分としてはあちこち移動して様々なアングルで撮影したい。
一応三脚は持っているけれど、三脚を使うと移動が面倒になる、
ということで今回も三脚なしで撮影することにしました。

というわけで、日光と電灯の両方の光が得られる夕方が撮り頃、
ということでちょっと早めに会場につくように出かけたのですが...


...早く着きすぎた。

南予いやし博に合わせて開通した西予宇和IC以南の松山道が無料、
ということもあって、これを利用したのですが、宇和島の地理をまだよく知らず、
下道との接続でまず迷った。

...にもかかわらず早く着いてしまった。

16:30頃遊子に到着。


とりあえず段畑を一周。

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前回訪れたときは冬だったので、作物もなかったのですが、
今回も意外と作物は栽培されていませんでした。
やはり時季外れなのか、はたまた過疎で人手がないのか。


しかし見事な石壁による段畑。

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まるで遺跡のようだ。


海が近い。

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そのせいか、段畑にもフナムシが多い。
山にはゴキブリがいるけれど、こいつも負けずになかなかキモイ。


空を見上げればトンビ。

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上昇気流に乗って、空に静止。
気持ち良さげ。


漁の安全を祈願する魚見の塔。

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段畑の裏側がけっこう絶景。

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散策したり、休憩したり、なんとか時間を潰してようやく空が暗くなってきた。

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最近の節電ブームのせいか、ちょっと光量が足らない気がしました。
素人にはなかなか撮影が難しい。
でもやっぱりいいもんですね、こういうライトアップって。

それにしてもけっこうなカメラ小僧の数。
2,3箇所に集中して三脚立ててました。
ベストポジションで撮影したいのは分かるけど、
もっといろんなアングルから撮ればいいのに。
みんな同じ写真になっちゃうよ。
それ、面白いのかな。
狭い通路で通行の邪魔にもなるし。


19:30から消灯式なるセレモニーが催され、能楽の歌が披露されました。

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式典が終わった8時頃にはとっぷりと日も暮れて真っ暗になり、
ほとんど撮影ができなくなったので、退散。


麓のだんだん茶屋が開店していなかったのが残念。
けっこうな人が来るんだから、稼ぎ時だと思うんだけど、
やはり人手がないからだろうか。

となりの売店は開いてたけど、乾物ばっかりで、
すぐに食べれそうな食料もなく。
移動販売カー「遊子の台所」もいなくてちょっとがっかりでした。

少ないマンパワーでまんべんなくサービスするのってやっぱり大変なんでしょうね。