♪ 知らず知らず歩いてきた 細く長いこの道
振り返れば遥か遠く 故郷が見える
でこぼこ道や 曲がりくねった道
地図さえない それもまた人生
ああ川の流れのように ゆるやかにいくつも時代は過ぎて
ああ川の流れのように とめどなく空が黄昏に染まるだけ ♪
(美空ひばり『川の流れのように』)
今年のできごと、今年のうちに。
今年の反省は終えましたが、記事はまだまだ続きます。
この記事含めて4つ。
今年中にアップできるか。
大晦日のうららかな午後。
シコシコとブログをアップしております。
たまった代休を二日あて、早めに大掃除を済ませ、
年末はプチ旅行へ。
旅行なんて、会社員時代にはまったくと言っていいほど興味がなかった。
会社を退職して、大学に行くようになってから、
良いものを見るために、とあちこち散策するようになったのが、
僕の旅のはじまりだった。
あれだけカネを持っていた時代にはどこへも出かけず、
食うにも困る状況になって、シコシコとあちこちへ出かけるようになった。
...人生とは、なんとも皮肉なもんだ。
でも、旅をしている今が一番楽しい。
旅が人を育てる。
旅をして、人は本当に帰るべき場所を見つける。
今回の一番のお目当ては徳島にある大塚国際美術館。
また、四国のなかで唯一まだ行ったことがなかったのが徳島。
一度、徳島の地へ行ってみたかったというのもあります。
四国の西から東の端へ。
行きはR197で須崎→高知、R32で高知→大歩危・小歩危→三好、R192で三好→美馬→徳島、
R11・R28で徳島から鳴門、というルートで。
帰りは三好までは行きと同じルート、三好からはR192で四国中央市まで、
四国中央市からはR11で松山まで、松山からはいつものR56で内子経由で遊子川へ。
高速道路をいっさい使わない、という貧乏ドライブ。
片道8〜9時間、総行程550kmを一泊二日の強行日程の一人旅。
キツイけど、なかなか面白いもんです。
さて、今回は高知市を出て大歩危・小歩危に向かうR32の道中で見つけた、
大豊町の「日本一の大杉」をご紹介。
北大杉・南大杉の二本立てで、高さはおよそ60m、周囲が20mもあるという巨木。
推定樹齢三千年、というまさに霊木。
トトロに出てきそうな樹です。
周囲を一周できるように遊歩道が組まれています。
昭和27年に国の特別天然記念物に指定されました。
巨大な幹。
巨大な枝。
悠久の時が刻まれた樹皮。
そばにある社も独特です。
手水の龍。
来年の干支、ということで。
ここはあの美空ひばりさんが日本一の歌手になれるように、
と祈願し、夢を託した場所だそうです。
そばの祠では、声を出して願いを言うことでその願いが叶うということで、
僕も祈願しました。
「木工職人になれますように」
来年はそのとっかかりに励みます。
人生も半分。
取るに足りない平凡な人生を送ってきたと思ってたけど。
振り返るとそれなりに山あり谷ありの人生だった。
スロースターターなだけに、人生後半は走り抜けます。
さて、川の流れのように身を委ね、大歩危・小歩危へ。
美しい川の流れを見に行きます。
#追伸
『川の流れのように』って秋元康作詞なんだ...
AKBは理解できないけど、良い詞は書けるんだね。
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