「魅力」の再認識 【その1】

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[道後温泉本館]


愛媛に来て4ヶ月ちょい。

東京の友人が訪ねてきてくれました。

距離が距離だけに、口では「遊びにいくよ〜」なんて言う人は多いけれど、
実際はしばらく東京から友人が来ることなんてないだろうなって思ってたら、
意外と早く来てくれた。

こういう時に、人間の行動力や有言実行の度合いが現れるもんだね。


地域おこしの経験のない自分の、地域おこし協力隊としての強みは、
「外部からの客観的な視点」なわけですが、
地域に馴染んでいくたびに(もちろん馴染むことも重要な任務ですが)、
この視点は新鮮さを失ってゆく。
ある意味、宿命的なものかもしれないけれど、
客観的な視点を持ち続ける努力は怠ってはならない。


だから今回のような外からの来客は「客観的な視点」を再認識する絶好の機会なわけです。

どんな魅力も、それを眺める環境に馴染んでしまえばその魅力は色褪せてゆく。
魅力を魅力として捉え続けるには、常に視点を変えて眺める作業が必要なのです。


これぞ「魅力の再認識」。


まずは内子を見たい、ということで内子駅で待ち合わせ。
内子の古い町並みを歩く。

一度歩いた道だけど、はじめて歩く人と一緒に歩けば、
前回は見えなかった景色が見えてくる。


和蝋燭。

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普通のロウソクより持ちが長く、
この度の震災で再注目されているのだとか。

独特のロウの手ざわりと、大きい炎が特徴的。
...しかし高い。
それだけの価値はあるんだろうけど。


干しとうもろこし。

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食べられるのかな...


風情あるランプ。

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町並みのあちこちに置いてあったみたいだけど、気づかなかったなあ。


「下芳我」二階のお土産屋。

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前回は休日で混雑してたので写真撮れなかったけど、
今回は平日で誰もいず、撮り放題。


趣きのある鎧兜。

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趣きのある白壁白屋根。

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船が浮かぶガレージ。

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なかなかユニーク。


前回は見つけることができなかった道の駅「内子フレッシュパークからり」。
今回はすんなりと見つかった。...なんだったんだろ。


独特の形状のバーガーショップ。

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屋上庭園、というよりは丘の下に建物が埋まっているような有機体。


その目の前には清涼感溢れるテラス。

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テレビが撮影に来てました。


お目当てのアイスクリーム。

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巨峰&「じゃばら」。
巨峰の味が強すぎて、じゃばらの味がいまいち分からなかった。


この後大洲→遊子川→松山へ移動して、道後温泉へ。
(大洲はまたいろいろ撮ったので、また別途報告)


道後温泉本館裏側。

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だいたい正面ばかり見ちゃうけど、裏側もなかなか。


夕暮れ時で趣ある照明が栄える。

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地域おこしの経験のない自分が、まずできること。
まずは地域の魅力を探すこと。そしてその魅力をアピールすること。
そして自分が担当する地域だけでなく、
その周囲についても魅力を探し出すことはとても重要だと思うわけです。

地域はその地域だけでなく、周辺との「繋がり」で成り立つわけだし、
遠くからくる人間に対して、「遊子川」だけをアピールしても、
インパクトに欠けるわけです。

遊子川だけでなく、城川を、
城川だけでなく西予市を、
西予市だけではなく、愛媛県を、
ひいては愛媛県だけではなく、四国全体を包括的に捉えてアピールすることも大事なのです。

もちろん、包括的なアピールと同時に遊子川の独自性を探ることも必要。
「個」と「全体」の対比をすることで、
よりお互いのアピールポイントを明確にすることができるはず。


周辺も含めて「遊子川の日々」なのです。