遊子川小祭り

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東京から愛媛に来てとくに思うこと、それは「教育熱心さ」。

といっても、在京時代の最後の4年間以外に教育機関と関わることは
ほとんどなかったし、最後の4年も大学という場所だったのに対し、
こちらに来て主に関わるのは小学校だから、正しい比較にはならないのだろうけど。

教育熱心、といっても都会っ子と同じように塾通いに熱心、というのではありません。
いわゆる義務教育、という教育の根底における部分においてそう感じます。

自分の義務教育時代を振り返ってみても、
学校で自分たちが暮らす地域について学ぶ機会はほとんどなかったような気がする。
一方、遊子川では小学生が自分たちが暮らす地域について学ぶ機会がとても多い気がします。

それが過疎地である遊子川特有のものなのか、
過疎地にまでその教育熱心さが行き届いている愛媛固有のものなのか、
教育関係者ではない自分にはよく分からない。
夏目漱石や正岡子規を輩出した土地柄なのだろうか。

理知的な「クレバー」というよりは文化レベルの高さを感じさせる。
そして、それが自分が取り組もうとしていることへの可能性を感じさせてくれるものでもある。


前置きが長くなりましたが。


遊子川小祭りに参加させてもらいました。

遊子川の小学生が、普段お世話になっている地域の皆さんに感謝を込めて御招待、
...的なイベント。


いいじゃないですか。
「お互いを思い合う」ってこと。


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小学生が地域のみんなを御招待、というかたちなので、
上級生を中心に仕切りも小学生自身がおこないます。

もちろん、その陰で先生方の熱心な指導とサポートがあるわけですが。

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全校生徒10名がそれぞれ自分たちのお店を紹介。
しかしこういう場でちゃんと口上を述べるあたり、しっかりしてるなあ。


今回、遊子川もりあげ隊も出店で参加させていただきました。

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たこ焼き屋「タコチャンホンポ」と輪投げ。


ひたすら焼く!

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焼く!

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焼く焼く!

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一丁上がり!

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食に無頓着な僕は、たこ焼きは苦手なジャンルなので、輪投げを担当。

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大人も子どもも投げる!
お菓子をGETする!


隣では保護者チームがどんぐりや木を使った作品作り。

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いいなあ。
自分的にはこーいうのやりたいなあ。


そして射的。

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小学生自身も思考を凝らしてさまざまなゲームを用意。

クリップがついた紙で作った魚を、クリップをつけた竿で魚釣り。

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これがなかなか難しいんだな。


昔懐かし紙相撲。

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じつはこのへんは相撲が盛んな地域だったんですね。


他にもいろいろ。
(全部紹介できなくてスミマセン...)


最初の一年はなにもかもが初体験。

いろんなことをやってみたいけれど、どんなことをやればいいのか分からない。
そんなジレンマの連続。

今回も集落応援隊としてなにか出店したら、という打診をいただき、
もりあげ隊メンバーからも、工作教室や自分の作品の展示とかしてみたら?
...というアドバイスをもらったりしてたのですが。

...やはり経験したことのないものに対するイメージが沸かない。
自らが経験していないものをデザインすることはできない。

...というわけで今年はお手伝い&取材に専念。
焦って結果を出そうとせず、まずは体験すること、観察することを重要視しよう。


来年は乞うご期待!

...と適度に自分にプレッシャーを与える。