地域おこし要員として遊子川に来てはや3ヶ月。
最初は何からやればいいのか分からなかったけれど、
気づいてみればそれなりにやることがあって、
しかも自分の特性を活かして取り組めるものが意外と多い。
最初はしばらくデザインはおあずけかな、と思ってたけど、
ロゴのデザインや、会報表紙のデザイン、ホームページのデザインなど、
いろいろとデザインをする機会がちらほら。
田舎にだってデザインは必要なんだ。
だけど、やっぱり本当にやりたことはまだやれていない。
それをやらせてもらうための(予算計上の)お願いのプレゼンをしに、
本庁まで行ってきました。
結果から言えば、
今の段階で予算を計上することはできないとのこと。
現状で海のものとも山のものともつかないものにお金は出せない、と。
しかしこのプレゼンで今後やるべき道筋、というものは見えてきた気がします。
都会のように思い立ったが吉日、ではなく、
まず僕自身が地域に馴染み、住民のみんなに存在を認めてもらうことが必要。
1年目はまずそれが活動の中心となります。
それでも自分がやりたいことについて、
早い段階からビジョンを持っておいて、それを誰かに伝えておくことはとても大事なこと。
だから今回のプレゼンは、その機会を得ただけでも大きな意義があったと思っています。
さて、プレゼンの備忘録をプレゼン時に用いたデータと共に記しておきたいと思います。
「あなたはどのような方法で地域おこしをしようと考えていますか?」
採用面接時のこの質問に、僕は「木工で」と即答した。
[『森林・林業学習館』より]
日本の国土の三分の二は森林である。
しかし驚くべきことに木材の自給率は三割に満たないという。
日本の森林はろくでもない木ばっかりなのか?
...否!
日本の森林は素晴らしい。
そして素晴らしいものは素晴らしいものから生まれる。
大学での木工作品。
素晴らしいものの素晴らしさを分かりやすいイメージで伝える。
それがデザインを学んだ自分の地域活性化のアプローチなのだと思う。
地域を素晴らしいもので満たす。
これも立派な地域活性化。
木工をしていく上で必要な道具たち。
これらの道具を使ってみんなが木工をすることのできる共同の工房。
その場所に自宅のガレージを考えていたのだけど、
やはり市営住宅とはいえ、個人の住居に共同の工房を設定するのはなにかと不都合とのこと。
まずは自分で木工をやりつつ、共同工房立ち上げの尽力する。
元々森林が間近にある地域なのだから、
現在は木工の影は薄くとも、その片鱗は散在している。
使われなくなった遊休設備や機械を一箇所に集約する。
キーとなる関係者を把握し、アプローチする。
...それが当面の活動目標なのでしょうか。
今も昔も大事なのはコネクション。
人間一人の力なんてたかが知れてるのだから。
三人寄れば文殊の知恵。
適度に人に頼りましょう。
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