6月ももうすぐ終わり。
遊子川にきて2ヶ月が過ぎました。
まだ様子見感が強いながらも、ぼちぼちこちらの生活にも慣れてきたところ。
まだ何からやっていけばいいのか分からないながらも、
仕事の進め方について、なんとなく勘所をつかみかけてきた感じ。
自分の認識としては、集落応援隊(地域おこし協力隊)としての活動形態は二通りかな、と。
まず一つが、自治組織による地域おこし活動のお手伝い。
限界集落地域では、市政の助けが必須。
その助けとして、「生き活き集落事業」という地域おこし事業への交付金があります。
この交付金を受けるためには地域でプロジェクト組織を設立して、
この組織が交付金を受けて地域おこし活動をおこなっていく形となります。
遊子川にもこの地域おこし活動をおこなっていく組織「遊子川もりあげ隊」が設立されていて、
事情が分からないながらも、会合に出席させてもらい、微力ながらお手伝いしだしたところ。
もう一つが集落応援隊としての独自の目標設定による地域おこし活動。
これについては採用元である市政からは具体的な成果は指定されず、
隊員各自が目標を設定し、自分の判断で活動してゆく。
市政への定期的な報告会はあるものの、基本的に成果は自己採点。
僕の場合、後者の目標設定は採用面接の時から一貫している。
「木工」だ。
木の価値の再発見による山間部の活性化。
「どうやって?」と問われるとまだ答えに窮してしまうけど、
とりあえず今言えるのは、自分自身が木工に取り組み、
ケースモデルとなること。
同時に自宅(市営住宅だけど)のガレージの半分を工房とし、
自分だけでなく、地域のみんなが利用出来るような場所にすれば、
木工の啓発にもなる。
前者の活動形態は、常駐している公民館が組織の活動拠点になっていることから、
なれないながらもぼちぼち活動を開始できているけれど、
後者の活動形態は、どうしてもまだ個人的な活動となってしまうため、
なかなか周囲には認知してもらいにくい。
そこで、まずはアピールの意味もこめてここに木工計画をまとめたいと思います。
...計画というほどのものでもないですが。
二ヶ月、遊子川に生活してみて思ったことは、
タネはありそうだ、ということ。
遊子川では木は身近で、木の魅力に溢れている。
木でできたものが似合いそうな風景がたくさんある。
何を作りたいか、リストアップ。
箱、縁側、物干し竿、テーブル、椅子・ベンチ、
すべり台、シーソー、照明、花びん、杖...
どんな道具が必要かリストアップ。
チェーンソー、テーブルソー、電動糸鋸、ベルトグラインダー、電動カンナ、卓上ボール盤...
これらの道具もどうやって揃えるか、ということも今後の課題。
自治組織による地域おこし活動を手伝うことも、確かに重要な仕事だ。
しかしそれだけなら、わざわざ都会の人間をなれない土地へ呼び寄せる必要はない。
逆に土地勘のある、地元の人間のほうが適任なのだから。
「ちょっと異なる視点」をどのようにして地域活性化に結びつけるか。
悩みは尽きないけれど、あせらず、楽しみながらやっていきたいと思います。
最後に、大学時代の作品群。
アイデア考案用ロッキングチェア。
2.陰影礼讃
「箱」社会への疑問提起。
3.マウスブラシ
マウスの握り心地の良さをブラシに入れてみたら...
4.D.N.A.
「箱」社会への疑問提起その2。
これらの作品をベースに展開していけたらな、と。
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