ユスモク檜香袋テスト販売

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愛護班スキーの翌日。
全身筋肉痛の身体を引きずって、本日はユスモク初の商品販売。
...テストマーケティングですが。


思った以上に早く、ユスモクの経済活動への動きが出てきています。
ただ、僕が作ったもの以外のところで;;
先日紹介した囲炉裏もそうですし、今回の檜香袋といい。

ユスモクは行政主導の地域づくり組織「遊子川もりあげ隊」の活動の一部としてスタートしました。
そのため、個人として利益を上げるのではなく、地域を活性化することが第一目的となっています。
しかし、活動を継続的なものにしていくためには、やはり経済活動が欠かせません。
しかし、現状の組織体系では経済活動をしていく体制にはなっておらず、
経済活動を行っていくための組織再編が急務になってきました。
まあ、それだけ活動が順調に進んでいる、とも言えるのですが。


そんななか、檜の香袋は、西予市に入ってもらっている
六次産業化プランナーさんからの提案によりスタートしました。

制作の過程で生じるかんなくずをなんかに使えないかなあと、
袋詰めにして木工所に置いていたところ、それを見たプランナーさんが、
「入浴剤として売ればいいじゃない」と、トントン拍子に話を進め、
道の駅で販売する手筈を整えてくれたのでした。


しかしモノを売るって大変なことですね。
いつもは見てる側で、モノを販売した経験がほとんどなかったのですが、
見るのとやるのとでは大違い。

いい経験になりました。


まずは木くずを篩いにかけ、細かい粒子を取り除きます。

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これを水切りネットに詰め、ネットパッカーでフタをします。

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これをギフト用ラッピング袋に入れてラベルを貼ってできあがり!
これを100個用意しました。

これだけだとインパクトに欠けるので、
ユスモクで作ったイスやテーブル、囲炉裏も持って行きました。

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結果は...
一個100円で25個。

連休最終日で人もそれなりに来ていたのだけど、
この日は風が強く寒かったこともあって、
客の建物の外への滞在時間が短かった、という不利な条件とはいえ、
三人の人手で6時間の結果にしては、あまりに不甲斐ないといえます。
とても商売できるレベルではありません。

が、テストマーケティングとしては得るところが多かったと思います。

まず、商品としてはそれほど目新しくない、ということ。
似たような類似品がすでに世に出回っています。
人の目を引くためにはもう一工夫二工夫が必要かも。
ラベルデザイン云々の話でもない気がします。

問題点としては香りの持ちと細かい粒子の漏れ。
低コストで解決できるかどうかが商品価値を保つカギとなる。

あとは売る場所、売り方をもう少し考えなくてはならない。
道の駅でキャンペーンを張って売るような代物なのかどうか。

なにより、この商品を売ろうとしている自分が、
この商品に魅力を感じているか。

まずはそこから考えなくてはいけないかも。


今回はお客に恵まれました。

ただ黙って商品を買ってくれる人ではなく、
商品にケチをつけてくれる人こそ、今の段階では貴重なのかもしれません。


商品価値なし、とあきらめるのは簡単。
しかし、従来ゴミとして捨てていた木くずに魅力を見出し、
価値を付加しようとする試み。
それはまさにユスモクの目指すところではないか。


...まだまだ開発の余地はありそうです。