諸事情により、なかなか木工所の整備を開始できない状況です。
ただ待ってるわけにも行かない。
できることを探してどんどんやらなければ。
...と書くと僕が主導権を持ってどんどん事を進めているように聞こえるかもしれないけど。
違います。
土地勘が全くない、というのはやはり行動がそれなりに制限されるわけで。
近くに活動を理解してくれている地元の人がいてくれるおかげでかなり助かってます。
行動力もあるので、どんどん関係者に連絡をとって事の段取りをしてくれて、
逆にこちらが引っ張られてます。
でも、この状況ってよくよく考えれば好ましい状況なのでは?
だって、一部とはいえ地域の人が自主的に地域活性化に動いているのだから。
言い訳ではなく、前へ進むためのモチベーションと捉えたいと思います。
そのほうがものごとが良い方向に進むのだから。
さて、では最近は何をしているか、というと。
木工で使う木を集めはじめてます。
一言でいってしまうと、なんでもないようなことに思えるけど、
これがけっこうな重労働。
何かをやる、ということは重さを感じることだ。
それはやることの大切さを感じるということ。
遊子川ではたいていの方が自分の山を持っています。
都会では考えられないことですが。
その山を持っている人の了解を得て、
森の中に打ち捨てられている間伐材を軽トラで運び出します。
まず、これが大変な作業で、まず一人ではできません。
僕は軽トラも持っていないので、軽トラを持っている公民館主事さんに
間伐材があるあたりまで連れていってもらいます。
間伐材は路の上にあるわけではないので、人力で間伐材を路上まで運びます。
軽トラにそんなに大きい木を載せることはできないので、
長さが2m以上のものはチェーンソーで切断する必要があります。
この間伐材を木工所予定地の前まで運んできます。
この後、製材所で製材してもらうわけですが、まだ当分加工できないし、
樹木中の水分を飛ばして乾燥させなければなりません。
具体的には放置しておくだけなのですが、樹皮がある状態だと樹皮と幹の間に虫が入って
木材を傷めてしまうので、樹皮を剥がしておく必要があります。
写真のように鎌を使ってごぼうの皮を削ぐように樹皮を剥いていくわけですが...
これが意外と重労働。
太い木ほど大変かと思いきや、その逆で細い木ほど皮が剥がれにくい。
たぶん、若い木ほど皮と幹が同化しているからなのかな。
逆に太い木は皮と幹の境がはっきりしていて比較的簡単に皮が剥がれてゆきます。
2時間ほど作業に熱中して、6本の皮剥ぎ完了!
大量に出される皮クズ。
これ、なんかに使えないかなあ。
木を運んではカワハギ。
晴れた日のしばらくはこの作業に費やされることでしょう。
単純作業の繰り返しだけど、でも楽しい。
これが働く、ってことなんやね!
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