ジョゼと虎と魚たち

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前記事「ニライカナイからの手紙」と一緒に衝動的に買った作品。
とはいっても作品自体は二年前から知っていて、
一度テレビで流れてるのを観たことがあります。

どこにでもいる大学生恒夫と足の不自由な女の子、ジョゼとの物語。
どこかぶっきらぼうで、でも愛着のあるジョゼを池脇千鶴が好演。

ぶっちゃけ。
妻夫木君と池脇千鶴とのラブシーン、
妻夫木君と上野樹里とのキスシーンがみもの。
なかなか濃厚。

最後にジョゼと別れた恒夫がモトカノのところへ向かい、
一緒に歩いてる途中で恒夫が号泣するシーンがすごく切ない。
そしてエンドロールで流れるくるりの「ハイウェイ」。
切なさに拍車をかけます。

恒夫はジョゼの人生を背負いきれなかった。
人の弱さを、自分の弱さを写し出されたような気にさせれらる
ところに人は共感するのでしょうか。

全体を通してすごく感動する、とかすごく盛り上がる、
とかいう物語ではないけれどなぜかあとに余韻を残す。
そしてみんなこの映画を薦める。

そんな目立たないけど、存在感のある物語。