ダ・ヴィンチ・コード

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今頃になって...ですがようやくダ・ヴィンチ・コード観ました。
原作を読んだのがかなり前だったのであらすじがところどころ
抜けてしまっていたのですが、逆にそれが良かったのかも。
最初から最後まで覚えていてはサスペンスは面白みが
欠けるかもしれないですしね。

なので原作に忠実だったかどうかはよく分かりませんでしたが
概ね楽しめました。

...ラストシーンをのぞけば。

ラストはラングドン一人がが聖杯の本当の場所を理解して
終わるわけですが、原作ではソフィーと二人で分かり合う、
感じで終わり、その後ラングドンとソフィーはくちづけをかわす、
まで仲が深まっていた...はず。(うろ覚えですが)

映画ではあくまでサスペンスであることにこだわり、
聖杯の意味と場所に最後までこだわった。
サスペンス映画だからそこにこだわるのは
まあ仕方ないのかな、と思うんですけどね。

僕が原作を読んだときは聖杯探しを通して、
「人にとって一番大切なものはなにか?」
...ということを考えさせてくれて、
そこがこの物語の面白いところだと思ったのです。
だからよけいがっかりしたのかもしれない。

最後にラングドンとソフィーがキスして、
「結局のところ人間には愛が一番大切なんだよ」
的なことをメッセージで伝えてほしかった。
それが本当のハッピーエンドなんだよーっ!!!

あーあ。画竜点睛を欠く、とはまさにこのことなんだなあ。
残念でなりません。