愛と死をみつめて

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テレビ朝日のドラマスペシャル「愛と死をみつめて」。

SMAPのメンバーも今では全員俳優としても活躍中ですが、
僕はその中でも剛君の「僕生き」が大好きでした。
「僕生き」も純愛系ですが、今回の物語も悲しい純愛。
つくづく純愛系のドラマにははまり役の俳優さんだと思います。
SMAPの中ではけしてハンサム系ではない彼ですがどこか
人を惹きつける魅力がある。
一途なマコの熱演が光っていました。

広末涼子のミコもよかったー!
若い頃はそんなにいいなと思ってなかったのですが、
歳を重ねるごとに魅力が増してゆくなー。
表現力が豊かになったというか、とにかくよかったー。
原作が刊行された当時一度ドラマ化され、そのときの
ミコ役が吉永小百合さんだったそうですが、
吉永さんに負けないくらいの熱演でした。
(オリジナルはみてませんが)

さて、ドラマの感想ですが...

僕は悲しい物語をただ「悲しい」と受け止めるだけに
観たくはない。誰だって悲しみはできるなら避けたいもの。

じゃあなぜ観るか。
そこから得るものがある、って思うから。
自分が、自分が愛する人が悲しい思いをしないですむには
どうしたらいいか、なにかしらヒントをくれるから。
だから僕はこういう悲しい物語を見た後、
「自分は何を得ただろう?」って自問するようにします。

 「人が永遠に生きられたら、
  恋なんてめんどくさいことしないでしょう」

誰しも永遠に生きられない。
限りある生を一人で生きるには刹那すぎる。
だから人は恋をし、愛する。
そうすることで一歩一歩限りある生をかみしめながら
生きることができる。それが「生きがい」ってことじゃないのかな。


...僕を捨てた親に対して「生んでくれてありがとう」って
やっと素直に言えるようになった気がした。
憎しみでは人は救えないし、自分も救われない。