「いま、会いにゆきます」サイドストーリー。
澪の視点の物語。
市川拓司の「いまあい」は巧の視点による物語、
そして映画は客観的な視点。
となると、「いまあい」ファンとしては澪の視点の物語が読みたくなるのは
当然といえば当然でしょう。
本作がデビュー作なだけに、構成や表現に今ひとつな部分もあります。
amazonのレビューにもあるようにまずこの作品を一番最初に読む場合は
いまいちこの物語の良さが伝わってこないと私も思います。
ただ原作、映画を見てこの本を読むと、原作、映画では表現されていない
部分を補完して新たな感動を与えてくれます。同じ物語でも人(視点)が
違うだけでこうも世界が変わるものか。
改めて人は自分の世界から抜け出ることができず、
愛とは、家族とはその世界を並べて生きることなのだと感じました。
「いまあい」を極めたい人には必読の一冊です。
その人の半径1m以内がもっとも居心地のいい場所。
それが理想の夫婦というものでしょうか。
(2006/03/26 Tadaoh! Bookより移動)

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