いつものようにテレビをザッピング。
ふとある映画に釘付けになりました。それが「鏡の女たち」。
「両親に見捨てられた人間が人間を信じられる?」
一色紗枝扮する夏来がかつての恋人に言った言葉。
心にぐさりと突き刺さる。
舞台は僕の故郷広島。
否応なく自分の過去にオーバーラップする...
(2006/01/26 drecomより移動、修正)
僕は母親の顔を知らない。
物心つく前に両親は離婚、父の祖父母が僕たち兄妹を育ててくれました。
父親はたまに顔を見せたりしていましたが父親らしいことは何一つせず。
祖父母は厳しい人で僕たち兄妹を厳しく躾けてきましたが
妹は思春期の多感な時期にそれに反発し家を飛び出し父親の元へ。
僕も反抗期にはおおいに祖父母に反抗してきましたが
父親のところにいくのだけは死んでもいやでした。
ただこの家を早く出たいと思っていた。
慈悲で置いてもらっているような気がしていていやでした。
学校を卒業すると同時に就職で上京した。
それから13年が経とうとしています。
あれだけ威厳にあふれていた祖父母もすっかり老け、
一回り小さくなったような気がします。
「故郷は遠くにありて思ふもの」とはよくいったもので
いまでは非常に故郷がなつかしくなります。
同時にあれほど反抗していた祖父母に対しても
あれは愛のムチだったんだなといまでは感謝の気持ちでいっぱいです。
妹もいまでは二児の母です。
家を飛び出して以来一度会ったきりですが彼女も母親となったいまでは
祖父母の愛が身にしみて理解できているはずです。
自分の両親を誇れないこと。
これほど不幸なことはありません。
そして自分の両親の姿を知らないことは自分を半分知らないことと同じです。
自分は悲劇のヒーローだと浸りたいわけではありませんが
(若かりし頃はそういうトキもありましたが)
ときどきふとむなしくなることはあります。
世のおとーさん、おかーさん、我が子を愛してあげてください。
我が子を抱擁してあげてください。
我が子と話をしてあげてください。
それだけであなたは立派な父親・母親になれるのですから...

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