ミステリー小説...らしい。
あらすじを説明するのがなかなか難しい小説です。
主人公は逆玉の輿で嫁の父親の会社ではたらく一介のサラリーマン。
嫁の父親の専属ドライバーがある日自転車にひき逃げをされて死亡、
残された家族の依頼により事件の真相を主人公が解明していくことに...
ちょっと正確ではないかもしれませんがまーだいたいそんな展開です。
とくにハラハラドキドキするような展開でもないのですが、人間の「思考」
パターンというものが妙に現実感があって(というか自分の考え方に
似ていて、というほうが正しいのだろうか)ちょっと親近感を感じました。
壮大なテーマというものはとくに感じられない本ですが、日常生活において
大切にするべきものはなんなのか、生き甲斐とはどういうものなのか、と
言うことをちょこっと感じさせてくれる、うーんうまく言えないけどそんな
感じの一冊です。
(2006/09/26 Tadaoh! Bookより移動)
コメント