「誰か」に引き続き宮部みゆき著作を読みました。
ちょうどこの本を読み始めた頃にテレビのドラマ版が放送
されて物語のあらすじが分かってしまってから物語を読み進む
形になりました。「誰か」を読んでも思ったのですがこの人の
物語は”日常よく考えること”がよく記述されてその表現方法
に感心させられるのですがなんか感動とか感嘆するという感じ
ではないんですよね。登場人物が多すぎてなんか話にまとまり
がないというか焦点が絞りきれてないというか、そんな印象を
受けました。
物語としてはとある殺人事件の発生から解決までの過程を
推理小説ではなく、事後報告形式で展開していくという
物珍しい小説です。
ちょっと変わった小説をお探しの方にお薦めの一冊です。
(2006/09/26 Tadaoh! Bookより移動)
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