「CasaBRUTUS」と一致するもの

南岳山 光明寺【安藤忠雄|愛媛県西条市】

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10年前に買った「CasaBRUTUS特別編集 安藤忠雄×旅 総集編」を久しぶりに読み返していると、
愛媛にも安藤建築が、それも安藤さんにはめずらしい木造建築がある、
ということに改めて気づきました。
買った当初は東京に住んでていて、
遠い愛媛にある建物のことにはあまり興味が向かなかったんでしょうね。


...というわけで西条市の光明寺に行ってきました。

開基は戦国時代の1520年頃、現在の住職は22代目。
2000年に安藤忠雄設計で全伽藍(本堂、客殿、礼拝堂、庫裡)を新築。

戦国時代開基の古刹を現代建築界の巨匠が大胆に刷新する。
長年積み重ねてきた伝統的な寺社建築の枠を打ち破る。
いろんな面で批判は決して少なくなかったことでしょう。
しかし考えてみれば、伝統的な寺社建築も最初は革新からはじまったはず。
革新なきところに前進はなく、廃れゆくのみ。
実際、過疎化が進む地方においては檀家が減り、
寺社を維持していくのが難しくなっていると聞きます。
三方を格子に囲まれた本堂の中は格段に明るい。
従来の薄暗い本堂からすれば違和感はあるものの、
木材という昔から馴染みのある素材に囲まれているせいか、心地よさを感じました。

この建物はお寺にとっても、コンクリート造を得意とする安藤さんにとっても、
革新的な挑戦だったのでしょうね。


CasaBRUTUS特別編集 ニッポンのモダニズム建築100

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同級生に教えてもらった自由が丘の古本屋。
デザインやアート関係の古書がそろってます。

6月に刊行されたばかりのCasa Brutusが早くも半額程度で置いてありました。
本の具合もよかったので購入しちゃいました。

タイトル通りニッポンのモダニズム建築が特集されたものですが、
その厳選作業はドコモモ(DOCOMOMO)という団体が行ったものだとか。


ドコモモ?
...NTTドコモとは関係ないみたいです。


CasaBRUTUS特別編集 日本建築とデザインの基礎知識 2

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八王子キャンパスへ向かう途中の長津田駅の本屋でみつけたもの。

Amazonで買おうかどうかと躊躇していたところ、
八王子の授業で木造建築の話を聞いたその帰りに衝動的に買ってしまいました。


日本は木造建築王国です。
木という生きた材料を使うその建築はまさに「いきもの」。
悠久の時を越えて生き永らえる不思議ないきもの。

東大寺の大仏殿に伊勢神宮、法隆寺、唐招提寺...

人類がほかの生き物たちの尊厳を汚さず、地球で幸福に生きていくためには、
まず自分たちの住む大地や家についてその最良のあり方を
考えていかなければならないのではないでしょうか...


CasaBRUTUS特別編集 新装版・20世紀の三大巨匠

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20世紀建築の三大巨匠、コルビュジエ、ミース、ライトを特集した
CasaBRUTUSの特別編集版です。

ここ最近三人に関するそれぞれの著書を読んで総まとめ的なものが欲しくて。
それぞれの著書では当然本人を良く言い、他者を悪く言うもの。
やはり三人を客観的に俯瞰する本が欲しくなるのは自然の流れなのです。


現代建築の礎となった三人の建築を知ってこそ、現代建築の真髄が理解できる。
そしてこれからの建築のことを考えることができる。


CasaBRUTUS特別編集 安藤忠雄×旅 総集編

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[CasaBRUTUS特別編集 安藤忠雄×旅 総集編]

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Amazonのギフト券が手に入ったので久々にほしかった本を二冊購入。
「CasaBRUTUS特別編集 安藤忠雄×旅 総集編」と「GA JAPAN」No.85。
どちらも雑誌なんですけどね。

自分はデザインの分野の中でも建築に興味がある、ということが
最近分かってきて、過去にこんな建築家がいた、とかいうことは
勉強してきてなんとなく分かってきたけれど、
どの建築家がどんな特性を持っているのか。
その辺は今もってまだよく分かっていません。


安藤忠雄さんは今、日本で一番有名な建築家じゃないでしょうか。
たまたま名前が自分と同じ「忠雄」ということもあって、
名前だけはデザインに興味を持つ前から知っていました。
でもはたしてどんな建築をするのか、その辺はよく分かってませんでした。

昨年、直島の地中美術館の存在を知り、
そして今年アブダビの海洋博物館の存在を知って、
あらためて「この人すげーなー」と思ったのでした。