僕は根っからの善人ではない。
他人の幸せを祝福する。
その一方でその幸せを妬む自分もいる。
自分にそんな部分がたとえわずかでも存在することに気づくとき、
僕はそんな自分がどうしようもなく嫌になる。
他人を妬んだり、羨んだりしても、それで自分が幸せになるわけじゃないのにね。
それでもそんな感情を持ってしまうのはなぜだろう．．．
妬みや恨み。
それは人間の本能からくるものじゃないかと思う。
妬みや恨みという感情は自分が本当に幸せなときはなかなか抱かないもの。
今幸せでない自分が他人の幸せを見て、
「お前は今幸せじゃないんだぞ」というシグナルを本能が送っている。
そんな気がする。
「その感情は本能によるものだ」
そう言ってしまうこと自体が一種の逃避本能なのかもしれないけどね。
しかし人間はその本能に甘んじていてはいけない。
人が自然と共生する道を選んだならそれも許されるだろう。
しかしその道を選ばず、「社会」という独自の世界を築いて
エゴを意識しながら生きる道をヒトは選択したのだから。
本能をコントロールするために神はヒトに理性を与えたもうた。
辛いときでも他人の幸せを祝福する。
最初は心からの祝福ではないかもしれない。
でも祝福してるうちに本当に自分も幸せな気持ちになれるもんだよ。
そしてそれが自分のセレンディピティ能力を高めることなんだと思う。
最近よくそう思う。
本気でそう思う。
本能をいつも押さえ込むんじゃなく、コントロールする。
押さえ込んでばかりじゃいつか爆発する。
キャッチ＆リリース。
それを適材適所で行う。
それが「素直（正直）」ということで、
それをどのタイミングですればいいかが解っていて、
その通りに行うことができる、ということが「自由」。
それが「自分を受け入れる」ということ。
素直で自由に生きたいものです。
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