14年の月日

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退職まで実質1週間ほど、となりました。
ひたすら身辺整理の日々...

うちの会社では毎年社員に手帳が配られます。
通称「ソ○ー手帳」。
当然勤務年数だけ支給されるわけで。
そしてものが捨てられない僕は毎年とっておくわけで。
気づいたら手元に14冊の手帳。

あらためて14年の月日を感じるわけで。

僕はこの会社になにが残せたろう...

...なにも残せてない気がする。

それがたまらなく悔しい。
会社はたくさんのものを僕に与えてくれたのに。

一つの場所に14年。
その年月は僕が就職するまで暮らした実家生活20年に次ぐ長さ。
小学校が6年間、高専が5年間とほかの場所での生活と比べても
圧倒的な長さ。

会社は一番僕が成長できた場所であると思う。
社会人になり、家族を持ち、家族を失い、そして職を失う。
自立心を与え、友情を与え、愛情を与えてくれた。

こうやって身辺整理をして、不要なものを処分していくことで
僕は過去を捨てていってるんだろうな。
そう考えるとたまらなく切なくなる。

それでも捨てていかなければならないんだよね。
人は過去を残したまま明日には進めない生き物なのだから。
明日を詰め込むには不要な過去を捨てなければならない。

まだまだ捨てていかなければならない過去がある。
...でもまずはこの手帳を捨てて明日の自分を詰め込もう。