合気道、と一口で言ってもその教え方は道場によってさまざまです。
...とはいっても基本的に今の道場一筋の僕には他道場での教え方は
正直よく分からない。ただ、うちの道場に入門する人の中には学生の時分や
他道場での経験者が少なからずいます。そういう人たちと稽古をするとき、
ときたま他道場との違いを感じることがあります。
他道場経験者の取り(返し技)はとにかく痛い。
人間の間接はある一定の方向に決まった量しか動きません。
その可動域を越えようとするとき、間接に痛みが走ります。
合気道の関節技はこの人間の骨格の性質を利用して、
(逆間接を)"極める"ものなのです。
僕が感じる限りでは。
他道場経験者の取りは間接の可動域限界が来る前に痛みを感じます。
痛みを与えることを最優先に考えられた技なんだと思う。
相手に痛みを与えて戦意喪失させる、という護身術の観点では、
優れた手法なんだと思います。
しかし。
僕は護身術を学びたいんじゃない。
「和合」を学びたいんだ。
僕自身は相手が間接の可動域限界まで動かせるよう心がけています。
限界を越えるまでは全身をリラックスさせ、痛みを感じさせないようにする。
限界を越えた時点では確かに痛い。
が、そこに至る過程は一種のストレッチをしているような気持ち良さがある。
そして可動域限界まで間接を動かすことを繰り返すことで実際に
間接の可動域が広がり、関節が柔らかくなります。
これをお互いに繰り返して稽古することでお互いの限界を引き伸ばし、
お互いを高めあうことができる。
一人でやることには限界がある。
二人でやればその限界を越えることができる。
それが「和合」ということなんだと思う。
護身術が悪いとはいわない。
でも護身術は「悪い輩に対処する」方法なのに対し、
「和合」は「悪い輩を作らない」方法なのだと思う。
どちらが先進的で、どちらがポジティブか。
いうまでもないことですよね?
だから僕は「和合」を学び、実践する。
モビー・ディック
はじめまして 勤務先に合気道クラブがある環境とは、うらやましい。其方は関東の企業何でしょうか?同門仲間の大半が、他所と掛持ち活動される理由は、週一の練習を補いたいからですか?定期に月一回程度、本部師範クラスの先生を招いて稽古される環境だと 部員も多いやろうな… それでは また
tadaoh
モビーさん、はじめまして。ご指摘のとおりうちの道場は東京の某電気メーカーのクラブです。仲間の大半が掛け持ちをしているのではなく(そういう人もいますが少数派)、入門時に経験者が多少いる、ってことです。
モビーディック
お返事有難うございます リンクメニューから拝見したので大まかな環境は、分かりました。其処では常に2箇所共、六段のS会長が稽古指導為さるのですか?tadaoh様の場合、遠い方の道場へは、偶に行く事有りますか?またS六段の稽古が受けれる一般町道場には、顔出しされたりは?複数通う仲間って大体が、違う曜日に同じS六段系列道場へ出入りしてるという意味ですか?
tadaoh
すみません、ブログ本文以外の道場の詳細事情は師範のプライバシーに抵触する可能性もありますので回答は控えさせていただきます。なにとぞご理解のほどよろしくお願いします。
モビー・ディック
会話の場所を考えず尋ねて失礼しました。(__) 図々しい事を伺うけどtadaohさんのクラブは、部外者の稽古参加OKな道場何ですか?可能な様でしたら関東へ仕事旅行の際は、立寄りたいなあ~!
tadaoh
うちは会社のクラブゆえ、基本的に外部の方の稽古参加は認められておりません。申し訳ありません。
モビー・ディック
分かりました 色々とお答え頂き有難うございます また一般町道場の方ならビジター利用みたいな形で ただおー 様の師匠から学ぶチャンスが、有るのでしょうか?なにぶんHPが、無い道場なので活動(指導)状況とか全く部外の私では分かりません
tadaoh
残念ながら私が知る限りではないと思います。一般の道場、ではないので活動状況を一般の方にアピールするためのHPも用意してません。このブログも稽古での交流を求めるものではなく、自分の合気道生活を通して合気道の素晴らしさを一人でも多くの人に伝えたいと思って書いてるものです。ご理解ください。