レポート提出!

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後期の共通教育科目のレポート提出日。

無事全てのレポートを提出してきました。


今回は、「特講Ⅱ」「写真表現史」「日本美術史Ⅱ」の3科目がレポート課題。

〆切直前までぐだぐだして手をつけなかったけど。
追い込まれて一気に書き上げました。


こういうとき、普段ブログで文章を書いていることが活きるね。

レポート課題が学生にとって役に立つかどうか。
それは先生や課題の内容ではなく、やはり学生の取り組み方次第だと思う。


  「先生が課題を出すから」
  「単位を取らなきゃいけないから」
  「やらなきゃいけないから」


こんな風にレポート課題に取り組んでいたら、
どんなに良い課題でも、学生にとっては単なる「手間」でしかない。
これだと学費をどぶに捨てているようなもので、
せっかく書いたレポートも、ゴミを作っているようなもの。
それは時間の浪費であり、資源の無駄遣い。

かつて工学系の高専の現役学生の頃は、
まさにそんな風に無為に学生生活を過ごしてきた。
できれば僕のような失敗を現役生のみなさんにはしてもらいたくなくて、
お節介な親切でこの文章を書いてるわけですが、
一方で僕のようにある程度社会経験を経て、
再度学生をしてみるのも悪くないとも思う。


レポート課題を1つのきっかけにして、
自分の好きなものを見つける。
つまらない課題のようでも取り組み方次第で面白いものになる。

例えば「特講Ⅱ」のレポートは授業で扱った岡倉天心の「茶の本」から
自分の妙味のあるテーマを設定して論ぜよ、というものでしたが、
僕はその中から茶室に着目し、自分の今一番興味ある建築に絡めて展開した。

後の2つのレポートは、自分の興味あるテーマを選択して論ずる形式のもの。

「写真表現史」では先生が指定する写真家の一群から一人ピックアップして
その作品集を見て考察する、というもの。
安井仲治という素晴らしい写真家に出会えた。

「日本美術史Ⅱ」は日本美術史に登場する作家を一人ピックアップして、
作家と作品の関係を考察する、というもの。
円空について考察した。
自分がなぜ木喰よりも円空が好きか、分かった気がした。


図書館でいろんな作家の資料を閲覧し、
自分のセンサーに引っかかるものを見つける。

やっぱり人間は自分が好きなものに対して絶大な集中力を発揮する。
才能とかセンスとか言う前に、一番大事なのは集中力だと僕は思う。
集中さえできれば何事もある程度はこなすことができるもんだ。
どれだけいろんなことにどれだけ集中できるか。
それこそが真に必要な才能ではないだろうか。

だから自分が好きなもの、集中できるものを探すのはとても大切なことだ。
無心に手を動かすことも重要だけど、
考えに考えることもまた重要なことなんだ。
たとえそのときは結論が出せなくても。


バイトに精を出すのもいいだろう。
恋愛に精を出すのもまたけっこう。
課外活動に精を出すのもこれまた素晴らしい。

しかし今一度、履修すべきカリキュラムについて考えてみてはどうだろう。
せっかく高い学費を払って無駄な手間やゴミを作り出すのはあまりにもったいない。

現役生ならば、親がどんな大変な想いをして学費を出してくれているか、
社会人学生なら、自分がどんな大変な想いをして学費を払っているのか、
今一度考えれば少し取り組み方も変わるものではないだろうか。


どんなに役に立ちそうにない、面白そうもない科目でも、
楽しみを見つけようと思えば見つかるものではなかろうか。

世の中の仕事も同じ。
どんなにつまらなそうな仕事でも、取り組み方次第で
面白くなったりするものなんだ。


今回はちょっと説教くさい文章になってしまいましたが、
誰かに対して、というより自戒の念を込めて書いてみました。

この文章が誰かの心に響いてくれたらそれはそれで嬉しい限りです。


さて、週末はテストだ。
こちらも頑張らねば。