さらなる決断

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PD(プロダクトデザインコース)3年生の先輩方が歓迎会を開いてくれました。

最初は学校の中庭で流しそうめん、
二次会は教室。
三次会は学生行きつけのやる茶、
四次会は自由が丘の飲み屋...


...と気付けばオールしてました。
4つもはしごしながら最初の2つは歓迎会で格安だったので
トータルで4千円ほどの安上がりな飲み会でした。


しかし歓迎会と言いながら、
肝心の3年生の先輩方は準備などで忙しいのと日本人生来のシャイな性格からか、
あまり交流できなかったのが残念です。

まあそれでも普段あまりしゃべれない先生とじっくり話せたり、
強烈な個性のOBたちと知り合うことができてそれなり収穫のあった飲み会でした。

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飲み会でちょっとした会話の合間。
いつも身近なものをいじくり回すクセがある。

今回は箸入れの紙袋で螺旋曲線を作ってた。
...曲線Loveです。


若い頃は言いたいことが言えなくて歯がゆい思いをした。
でも今は言わなくてもいいことをし言ってしまったかな、と後悔することの方が多い。

でもそれで良いと思う。
「せずにする後悔」より「してする後悔」のほうがよっぽど得るものが多い。
何でも形にしてみなければ物事というものは見えないのだから。
だから僕は造形にこだわる。


今回漠然と思ったことは自分は「デザイナー」になりたいのではない、
...ということ。

「デザイナー」という言葉は単なる肩書きだ。
肩書きにこだわると人間の幅が狭まる。

建築はどうして「建築デザイン」とは言わないのだろう?
いや、言うかもしれないけど「プロダクトデザイン」や「グラフィックデザイン」ほど
スマートな感じが僕にはしない。

「スペースデザイン」という言葉があるじゃないか。
確かにスペースデザインの授業では建築家の名前や作品が多く登場してくる。
それでも僕には「建築(Architecture)」と「空間デザイン(Space Design)」は
なんか違うもののように感じる。


両者の違いを今は上手く説明できないけど
だからなのか僕はスペースデザインを選択しなかった。
「建築=空間を内包するプロダクト」を学びたくてまずはプロダクトデザインを選択した。
そのほうが建築に近い気がした。


...でもやっぱりここはこの大学で学ぼうとするものの最終形じゃない。

だからやっぱり僕は次のステップへ行きたいと思う。
社会への応用をはやるよりもっと核を突き詰めたい。
二十歳の時、僕はその選択を失敗した。
だから同じ失敗はもうしたくない。

しかしそれは今よりもかなり厳しい状況の選択でもある。
だから悩む。


決断の期限まではおよそ1ヶ月半。
...まだまだ悩みは続く。