アラフォーの憂鬱 その2

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人生には波がある。
良いリズムと悪いリズムの繰り返し。

...そう思えば不調の時も希望が持てる。

しかし。
悪いときには悪いことが重なるとも言える。
精神面が不調だと、身体面も不調をきたしてしまうもの。

いつの間にやら口腔内に口内炎ができて、
ドライアイで右目が充血。


そしてこの間の課題のエスキースで、心の中のなにかが砕け散った。

アラフォーになってもガラスのハート。

...強くならねば。

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今回の課題がこれまでのそれと異なるのは、
学生それぞれで設定テーマが異なること。

そして「就職」「進路」を強く意識したもの。
良いポートフォリオにするための作品作りであること。

建築を目指すことにはしたけれど、
まだ具体的なヴィジョンが見えてないことにあらためて気づかされた。
そしてそのことで戸惑いが生じた。

好きな建築や、自分が目指したい建築など、
およその方向性がついたものの、じゃあ卒業後どのような仕事に就くのか、
といった具体的な希望は?と先生に聞かれて即答できない自分がいる。

住宅も、公共建築も、アーバニズムも、良い建築ならなんでも惹かれる。
でも当然ながら全てを同時にはじめることはできず、
まずはどれかを選ばなければならない。
...選べれば、の話だけど。

しかし選べない。
そして自分はどうすればいいのか分からなくなり、混乱する。
課題のテーマ選びも白紙に戻り、一から考え直すことに。


とにかく手を動かせ、と先生はいうけれど、
そんなことは頭では百も承知なのに、実際動かせないから困っている。
「とにかく手を動かす」ということは意外と難しいのだ。


これまでの積み重ねでそれなりに前に進めたと思っていたのに、
なんか全然進んでいない気がしてきた。
自分の建築への想いは趣味の範囲を超えられていないのか?


砕け散るのは脆いから。
自分の脆い部分が砕け散ってなくなり、強い部分だけが残る。
あるいは筋肉は限界以上の負荷を加えることでより強くなる。


今は強くなるためのステップを繰り返すしかない。