プレデザイン day-4.

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getti_cantilever_1.jpg
[スパゲッティ・キャンティレバーその1:距離を競う]


プレデザイン4日目。
グループワーク2日目。

今日のテーマは「失敗力」。
...言ってるそばから「自分ノート」を持ってくるの忘れました。

「自分ノート」とは今回のグループワークのために用意した専用ノート。
左側に先生の講義内容をメモリ、右側に自分の意見、考えを書きます。
仕方ないので予備のスケッチブックにノート。

失敗は成功の元。
失敗から人は多くを学ぶ。
社会に出ればそれは嫌というほど知らされる。

だから、わざわざ講習を受けるほどのことなのか?
...と内心思っていましたが。


講習終わって思いました。
やはり失敗できる時にはできるだけ多く失敗しておくことだな、と。
「取り返しのつかない失敗」をしないように。

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[スパゲッティ・キャンティレバーその2:高さを競う]

今日のワークショップは「スパゲッティ・キャンティレバー」です。
スタンフォード大学工学部で開発されたワークショップで、
タイトルどおり茹でる前のスパゲッティを使ってキャンティレバー(片持梁、庇)を作るもの。
基本面からどれだけ遠くにキャンティレバーを伸ばせるかを二人一組になって
チームで競うというもの。

使えるものはスパゲッティの他に糸、テープとハサミです。
時間は30分間。
どのような構造にするかをまず話し合い、試行錯誤しながら組み立てていきます。
もう一人のパートナーも僕と年齢の近い女性ということもあってか、
あまり衝突もなく、無難な選択をしながら1分前には作業を終わらせました。
僕らのチームの記録は97cm。...なんと一等賞でした!

一等賞には景品が用意されてて、
ヨーガン・レールのババグーリの非売品の手帖を一冊づつGET。

babaghuri.jpg

ヨーガン・レールもババグーリも知らなかったのですが、
家に帰って調べてみるとドイツ人のファッションデザイナーのブランドらしいですね。

ちなみに先生も以前このワークショップを体験したそうで、
そのときの記録はなんと140cm。
さすが先生。上には上がいる、ということですね。


その後先生の講義。
パレートの法則。
「全体の2割が全体の成果の8割を生みだす」
本当に大切なものはそれほど多くなく、そこを押さえれば後の8割は
流れに乗れば良い、という統計的な傾向を説明したもの。

この話しを聞いてぱっと思ったのは、インターネットの「ロングテール」。
希少数の膨大な集まりが価値あるものを生みだす世界である
インターネットはやはり現実とは少し異なる世界なのでしょうか...

あとは「Try and Error」とか「Plan Do Seeループ」とか。
まあこちらは会社人のときに研修でけっこう受けた内容でした。
どちらも人生訓みたいなものですよね。
何事もただ実行するだけじゃダメなんですよね、「観察」しなきゃ。
フィードバックしなきゃ。


最後にもう一度スパゲッティ・キャンティレバー。
今度は基準面からの高さを競うもので15分。
さっきより時間が短いのでけっこうあせりました。
結果記録はさっきと同じ97cm。
最高記録は140cmくらいでしたが今回は景品なしでした。
これも失敗すべきじゃないところで失敗しない、という点では
良かったのかな。


そして総括としての今日の問い。
「今日「失敗」について学んだことを自分は生かせたか?」


正直なところあいまいな部分もあるのですがあえて形にするために言います。

「生かせた」
それは何かというと...

失敗を多く重ねることで次回はその失敗を選ばなくなることで
成功への正しい道筋が見えた。

失敗は財産である、ということに気づき、失敗に対するネガティブイメージを
払拭できた。

成功への最短ルートだけではけして見えてこないものが
失敗することで見ることが出来た。

...といったことでしょうか。


明日はちゃんと「自分ノート」持っていかなくちゃ。
...と失敗しないよう形にすべくここに書いてみる。
...その前に今日のノート分を「自分ノート」に写さなきゃ。