黒壁の美しい仏殿城【川之江城|愛媛県四国中央市】

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四国中央市の川之江城に行ってきました。


南北朝時代から戦国時代にかけての城であり、江戸時代にはすでに廃城となっており、
昭和の終盤まで本丸付近の石垣にわずかにその名残を残す程度だったそうです。
当時の川之江市制施行30周年記念事業として城の再建が計画され、
昭和59年より昭和63年にかけて城山公園整備事業に着手し、
天守・涼櫓・櫓門・隅櫓・控塀を順次復元させました。

武運長久を祈願して仏殿・仏像が城内に設置された仏閣でもあったため、
「仏殿城」とも呼ばれたそうですが、現在の姿は必ずしも史実に沿った復元ではないそうです。

今回は到着した時間が閉場時間間際だったため天守の中に入れず、
外観を眺めるだけでしたが、予想以上になかなか立派なものでした。


三島公園から眺めた川之江城。

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(2011年8月撮影)

鷲尾山山頂にそびえ立つ山城。


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周辺マップ。

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城周辺の道は狭く、駐車場は本丸そばにあるので、麓の三の丸は見過ごしがち。


涼櫓。

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櫓の前には土俵があります。


櫓門。

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天守。

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本丸からは四国中央市の港が見えます。

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次回は天守の中にも訪れたいと思います。


【Information】

アクセス:JR川之江駅より徒歩20分程度

入城料:天守 大人100円、小中学生50円