スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー【映画】

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渋谷Bunkamuraのル・シネマで「スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー」を観てきました。
Bunkamuraにシアターがあったなんて、今回はじめて知ったよ。

国立新美術館のモネ展森美術館のル・コルビジェ展で相互割引実施中。
それぞれの展示会の半券提示で100円ほどの割引が受けられます。

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[チケット]

自分はポストカード付き前売り券を買ったのでこの割引特典は受けなかったのだけど。
(まあ前売りも同程度の割引なんだけど)

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[前売り特典ポストカード(当日でも200円くらいで買えるけど)]


で、映画の感想ですが、やっぱりすごくよかった。
彼の建築の原点、というか、ポリシーというかそんなものを垣間みることができた気がします。


そしてやっぱり建築やってみてーなー...なんて思ったりして。



奇抜な外見ながらも調和のとれたデザイン。
そこに彼の建築の魅力があるのだと思う。


建築物であると同時に芸術作品でもある。
実際彼は絵画作品の構成を参考にして、その建築デザインに取り入れている。
面白いのは、彼の建築が芸術的で実際芸術作品を参考にしながらも、
彼自身はオリジナルの絵を一度も描いたことがない、ということ。
生涯を通じて午前中は絵を描き続けたル・コルビジェとは対照的です。
ただ、絵画と建築は相通ずるものがある、という点は共通していて、
この点は自分も共感する。
建築に興味を持つのとほぼ同時期に絵画にも興味を持つようになった。
絵画になにかしらのヒントがあるのかもしれない。


ゲーリーは苦労の人であったようです。
一度結婚に失敗し、ユダヤ人であるがゆえに反ユダヤ主義から彼の建築を否定されたり、
セラピストにかかるなど多くの苦悩を抱えた人だった。
周囲の批判に押しつぶされそうになりそうなプレッシャーを受けながらも彼は負けなかった。
「思いきりがつけばあとは突っ走るだけだった」
そういう彼の言葉は、世に出た作品が実証し、真実味を帯び、説得力がある。


自分を信じること。
そして信じたものをアピールすること。
そうすれば広い世の中、否定する人がいるならば、肯定する人もどこかに必ずいる。
否定も肯定も自分を知るためのバロメーターなのだから、どちらも自分のためになる。
よくないのは中途半端なことだ。
エゴの外を知ることは重要だけどそれに流されちゃいけない。

ゲーリーは建築だけでなく、家具やジュエリーもデザインしており、
シアターのロビーに家具が展示してありました。
建物ほどは奇抜さは感じず、いたってシンプルなデザイン。

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[家具]


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[ジュエリー]


家具は、hhstyleで、ジュエリーはティファニーで取り扱ってるそうです。


いつもは映画のプログラムは買わないんだけど、今回は買っちゃいました~

gehry_program.jpg
[プログラム:700円]


いつかビルバオのグッゲンハイムは見に行きたい。
そして僕に故郷を与えてくれた実家の家を再生してみたい。


追記: 2007/11/21

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