文化庁メディア芸術祭10周年企画展「日本の表現力」

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文化庁メディア芸術祭10周年企画展「日本の表現力」
国立新美術館2A展示室にて。入場無料。
会場内は撮影禁止。
ただし唯一の屋外展示物であるランドウォーカーは係員もいなかったので
撮影はできるようです。

会場内は3つのカテゴリに分かれています。

まず「日本のメディア芸術1950-2006」。
10年ごとに各年代の「日本のメディア芸術100選」を中心に
アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの軌跡が
紹介されています。

自分の若かりし頃楽しんでいたゲームやマンガ、アニメが展示されているのは
なんか不思議な気分です。年代的には自分が青少年時代だった1980年代が
一番見入ってしまいました。ガンダムやインベーダーが懐かしかった...

アーカイブコーナーでは実際に展示されていたマンガが読むことができ、
ついつい時間も忘れて読みふけってしまいました。
ここで気に入ったマンガが森 薫『エマ』。
全巻読んでみたい...


次のカテゴリが「表現の源流」。
こっちはメディア芸術の歴史といったちょっとお堅い感じ。
そのせいか規模も他のカテゴリと比べると小さめ。


最後のカテゴリは「未来への可能性」。
その名のごとくメディア芸術のこれからの可能性を
新進気鋭のアーティストたちが追求。

多くの作品が実物展示され、実際に触ってみることで
その可能性を体感することができます。

以前このブログでも紹介した児玉幸子さんの磁性流体のアートプロジェクトや、
AXISで開催され「21世紀のID展」でも展示されていた『Tablescape Plus』、
軸を傾けることで今いる地点からのあらゆる世界の場所までの距離を
ブラウズできるという『GLOBAL BEARING』、
ミラノサローネにも出展されたnendoのHANABIなどが面白かった。

唯一の屋外展示物だったランドウォーカー。
美術館の裏側にあるので見過ごしがち。
landwalker.jpg
ガンダムの下半身みたい。
解説によれば実際に歩くこともできるとか。

しかし設置場所が悪いのか、説明員もいないせいなのか
僕以外に見物人はなし。ランドウォーカー君もちょっとさびしげ。


文化メディア芸術祭にはこれまで行ったことなかったのだけど、
これを機にちょっと興味がわきました。

  ・文化庁メディア芸術プラザ