爆問学問 【爆笑問題のニッポンの教養】

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  爆笑問題のニッポンの教養
  特別:早稲田大学スペシャル:平成の突破力~ニッポンを変えますか?~


テレビ大好き人間です。

毎週火曜の夜10時はNHKの「プロフェッショナル-仕事の流儀」を見てるのですが、
今週はお休みでその後に放送される「爆問学問」のスペシャルが放送されていました。

爆問学問は毎回さまざまな分野の最先端をゆく著名人を訪ねる番組で、
テーマ的には好きな番組なのですが、いつもは夜11時からの放送で、
テレ朝の「ぷっすま」と重なってしまうため、見れないのです。
教養的には爆問学問のほうがためになるのだけど、
昔からぷっすまでのナギスケのあのゆる~いトークが好きなんです。


今週のテーマは、「平成の突破力~ニッポンを変えますか?~」。
早稲田大学で学生500人と6人の教授陣を迎えてのトークセッション。
政治とか、イデオロギーには興味がなく、無頓着なほうなので
テーマ自体にはそれほど惹かれなかったのですが、
早稲田大学、という場所に引っかかりました。

今後、早稲田大学芸術学校に通おうと思っていたところで
少なからず早稲田大学に縁がある折だったからです。


それでついつい見てしまったのですが。

...いや~面白かった。


いつの世も時代性の変化について悲観的になる人はいるものです。

メディアでは昨今の良くないニュースの連続について、
さも今の世はこれまでにない混沌を呈しているかのように言いますが。


本質的なところでは、ただ歴史は繰り返す。
僕にはそのように思えます。


最近爆笑問題のすごさを実感してます。

僕はこの爆問学問のほかに、
日テレの「太田光の私が総理大臣になったら...秘書田中。」という番組を
ぐるナイが終わったついでにちょくちょく見るようになりました。

そしてそれまで政治には全く無関心だった僕が、
少しづつ政治に興味が湧くようになったのです。

これってすごい力だと思う。


ただ人を笑わせるだけでなく、
人を笑わせることで自分たちは社会になにを表現するか。
たぶん彼らはそこまで考えているんだと思う。

喋るのが仕事、といっても彼らは別に科学者でもなければ政治家でもない。
自分の領域外の専門分野について語るのはさぞかし大変でしょう。

そこが波の芸人とは一線を画しているんだろうな。


早稲田大学でのトークセッションでもどちらかといえば教授陣よりは
できるだけ多くの学生の声を聞きたがっている姿勢が良いと思った。

なんと言ってもこれからのニッポンを変えていかなければならないのは
彼らなのだから。
教授陣はそれをサポートしてやるのが大人としての務めなのだから。


最近の学生は元気がない、という。
しかしそれは先生が元気がないからなんだ。

...実に的を射ているじゃないか。
この年にして大学にいる身としてはつくづく同感します。


若い学生はよく「今しかできないことをしたいんだ」といいます。
それを全否定する気はないですが、ただそれを
「学生のうちにしかできないことがしたいんだ」と捉えない方がいい。
いつだって「今」しかできないことをすべきなんだ。

学生のうちにできることなんてたかがしれている。
むしろ社会に出てからの方ができることはたくさんあるはずなのです。
だって実際社会に出てからの時間のほうがずっと長いのだから。

学問やスポーツはもちろん、
友達とバカ騒ぎだって、アルバイトだって、世界を放浪だってできる。
いくつになってもバカはできる。

実際にできるかどうかの真偽はともかく、
そう考える方が幸せじゃないですか?
社会に出ることについて前向きになれる。

少なくとも約1名、これを書いてる僕本人はそういう人生を謳歌してます。


昨今の青少年犯罪の増加の原因はどこにあるのか?
ニューエイジの特性が突発的にこれまでと全く違うものになったからか?
...僕にはそうは思えない。

単純に大人たちが自ら作り上げたスピード化社会に
ついて行けなくなっただけじゃないのか。

どんなに科学や技術が進歩しようとも、本質的なものは変わらない。
食物を食べ、排泄し、生殖行為により子孫を増やす。
このサイクルは変わらない。

学ぶ楽しさ。新しいことを知ることの喜び。変化への好み。

結局本質を忘れるから暴走するんだ。


インターネットが新しい世界だという。
新しい世界が新しい混沌をもたらしたという。
果たしてそうだろうか?

インターネットとて、ただの道具だ。
きちんと仕組みを理解し、正しく使えば制御できないものじゃない。
今の社会とて同じこと。

僕はそう思う。


世界規模で経済不況だという。
でも歴史を振り返れば不況なんてものは過去にもあったじゃないか。


一方で新しい技術によって新しい本質が生まれてきてもいる。
個人一人一人が意志さえあれば社会に意思表示できるようになってきている。


世界は常に変動する。しかし同じことの繰り返しでもある。
世界は波のようなものだ。
いかにその波に乗るかが大事なんだと思う。
波の大きさ、波の周期を知ることで波に乗るタイミングが計れる。

良いものには敏感に反応し、積極的に取り入れる。
悪いものには楽観的に反応し、できるだけ近づかず、じっと耐える。


いつの世もすることは同じではないでしょうか。