芸祭前ですが新しいセッションスタートしました。
プロダクトデザインは大きく分けて造形系と情報系に分かれるのですが、
今回はどうやら情報系です。
先生はデザイン学科の教授に加えて、
日立のデザイン部で働く現役バリバリのデザイナー二人。
なかなか濃密な授業になりそうな予感。
高度情報化社会である現代社会においては情報デザインはなにも
プロダクトデザインだけのものではなく、あらゆる分野のデザインに
おいて重要なデザイン要素だといえます。
それは分かる。
...分かるんだけどね。
...やっぱり僕は造形が好きです。
僕は「イベント」というものが苦手です。
イベント=「できごと」
という等式が僕にはすんなり受け入れられない。
イベントという言葉には作為的、人為的な意味合いがあるような気がして、
そこが好きでない部分でもある。
しかしモノはただモノであるだけなら、デザインという存在は必要ない。
モノを介して人と人が介することで発生するイベントによりなにかしらの恩恵を蒙る。
良いモノを創るということは同時に良いイベントを創ることでもある。
初日は4枚の紙が配られてそれぞれの紙に、
「うれしくなったこと」「楽しくなったこと」「心地よかったこと」「せつなくなったこと」を
書き出して自己紹介がてらに発表しました。
「せつなくなったこと」がダントツに多かったのは、
せつない人生だからか、はたまた単にネガティブなだけなのか。
うれしくなる、ということはどういうときにそうなるのか。
楽しくなる、ということはどういうときにそうなるのか。
心地よくなる、とはどういうときにそうなるのか。
せつなくなる、とはどういうときにそうなるのか。
それぞれの感情がドライブされる要素(イベント・ドリブン)を
紙に書き出すことで整理する。
うん、整理は得意分野だぜ。
たくさんの情報を整理し、良い情報を取り出し、組み合わせる。
それが情報デザインにおける「ものづくり」なんでしょうね。
ボーダレスな現代ではモノが見えるか見えないか、触れるか触れないか、
なんてことはそれほど関係ないのかもしれませんね。
僕自身はあくまで「触れること」にこだわりたいですけど。
...まあ経験値を上げると思って頑張ります。