本屋さんで見つけた世界中のステキな庭園集。
2005年3月第1刷発行。
世界でもっとも影響力のある造園家ーデザイナー、パトロン、庭園所有者を500人選んで解説したもの。
実際ある庭園もあれば、絵とか文献だったりさまざま。
日本からも古くは慈照寺銀閣や鹿苑寺金閣、龍安寺石庭から
近代では安藤忠雄まで多くの庭園が紹介されています。
自分のお気に入りは中国は承徳の避暑山荘かな。
いつか行きたいな。
一生のうち晩年はこれぞという庭園で穏やかに過ごしたいものです。
この本の中にあるか、はたまた自分で築くのかは分からないけど
少なくとも晩年までにはこれぞというイメージが思い浮かぶように
たくさんの良い絵、いい風景を見たいと思います。
マイ・ピックアップ50選。(海外33選+国内17選)
※画像はネットから拾ってきたもので、本書中の写真とは必ずしも一致しません。
本記事では海外の33選を紹介していきます。
どちらかといえば家のほうが有名なアアルトのマイレア邸。
ヴィヴィッドカラーなのに落ち着く空間なのはなぜ?
トロピカル・モダニズムの第一人者。
「種の起源」の進化論で有名な生物学者ダーウィンの過ごした家。
橋が波打っているようで面白い。
6.エマ女王ーラワキ・カイ(アラートン・ガーデン、アメリカ)
ハワイはカウアイ島にあるヨーロッパ調の波打つ水路。
「ラワキ・カイ」とはハワイ語で「海の庭園」という意味だそうです。
水路の両端には「mermaid fountain(人魚の噴水)」があります。
作られた当初はほとんど人が集まらなかった広場も今や世界中から人が押し寄せる一大観光スポット。
庭よりは波打つ橋に目がいってしまう。
9.ニコラス・グリムショーーエデン・プロジェクト(イギリス)
バイオームと呼ばれる六角形のセルで構成されるドームに覆われたプラントステーション。
10年前に訪れたんだけど、この庭はほとんど記憶がない...
13.エデンの園
ルーカス・クラナッハ画 ※出典:Wikipedia
こちらは聖書の中のお話。
はたしてエデンの園はこの世界に実在するのだろうか...
こちらも庭としてよりは家のほうが有名なコルビュジエのサヴォワ邸。
15.ダニエル・リベスキンドーE・T・Aホフマン庭園(ドイツ)
ベルリンのユダヤ博物館そばの傾斜地に高さ6メートルの柱が7☓7=49本並び立つ。
17.ミース・ファン・デル・ローエーバルセロナ・パビリオン(スペイン)
こちらも庭としてよりは建物が有名なミースのバルセロナ・パビリオン。
19.モナステリオ・デ・サン・ロレンゾー僧院中庭(サン・ロレンゾ・デ・トラソート、スペイン)
サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路中の修道院にある庭。
画家は理想の絵を描くために自ら空間を創り上げた。
21.アントニオ・モンテイロ&ルイジ・マニーニーキンタ・ダ・レガレイラ(ポルトガル)
「これは取り憑かれたひとりの男の夢を庭として実現したものである」
彫刻家ヘンリー・ムーアの彫刻庭園。
23.ウィリアム・モリスーケルムスコット・マナー(イギリス)
モダンデザインの開祖が手がけた住宅空間。
24.イサム・ノグチ UNESCO基金彫刻庭園(フランス)
(出典:Wikipedia)
25.フレデリック・ロー・オムステッドーセントラルパーク(アメリカ)
ニューヨーク・マンハッタン島のど真ん中に位置する広大な公園。
庭園家パクストンは1851年の第1回万国博覧会会場のクリスタルパレスを設計したことで有名。
27.プラトンーアカデメイア
[ラファエロ『アテナイの学堂』]※出典:Wipipedia
哲学者プラトンの開いた学園。
古代ギリシャの神域にプラトンが学園を開き、その地名がそのまま学園の名前になったとか。
ウィリアム・モリスに多大な影響を与えたラスキンの過ごした家。
エーロ・サーリネンの父親も偉大な建築だった。
建築の詩人が手掛けた庭。
ムガル帝国皇帝が愛妃の死を悼んで建てた総大理石の墓廟。
アメリカ合衆国初代大統領の愛した庭。
33.フランク・ロイド・ライトー落水荘(アメリカ)
(出典:Wikipedia)
現代建築三大巨匠の一人、ライトの代表作。
当然ながら「The House Book」でもピックアップされています。