DESIGNING DESIGN【KENYA HARA】

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この本をAmazonで買う


デザインのデザイン Special Edition


表参道のABCで見つけた一冊。

オリジナル版より一回り大きく、厚さは2倍ほどあります。
国際版を経て、テキスト倍増、図版満載の特別編集バージョンなのです。
しかしお値段もオリジナル版の3倍以上。

ちょうどオリジナル版を読んだばかりですっかり感化された状態だったので
めちゃめちゃほしくなりました。
散々悩んだ挙句、Amazonでポイントを使って若干割引価格でポチッと購入。


こうしてマイデザインバイブル2冊目が届いたのでした。


特別編集版ではオリジナルの「デザインのデザイン」に加えて
HAPTIC」などこれまでの原さんの著書からの内容もいくつか掲載されています。

なによりオリジナル版では白黒だった図版がカラー化されているのがウレシイ。
本の真ん中ほどに無印良品のあの「完全な地平線」も見開きカラーで載ってます。
見開きのため折り目がついちゃうのが残念。
やはりでっかいポスター版がほしーなー。


本書中の「着眼大局着手小局」という言葉が僕は好きです。
大きなことを成すにはまず小さなことからコツコツと。
「継続は力なり」に通ずる言葉ですよね。


僕は本の内容だけでなく、本の装丁デザインも
本を買う際の動機として重要視しています。
どんなに本の内容が良くても装丁が気に入らないと買う気にならない。
逆に装丁デザインが好きな本はなぜだか内容も満足のゆくものが多い。
そんな気がします。

本なんて図書館で借りればいいじゃん、っていう人もいます。
経済的な理由からみれば確かにそれは正論だし、
経済的に苦しい今の状況では僕も図書館を重宝しています。

でも本当に欲しい本は手元においておきたい。
どんなにたくさん本を読んでも家に一冊の本もない。
そんな人ははたして本が好きだといえるだろうか。
読書家といえるだろうか。

家にどんな本があるか。
それはその人のアイデンティティでもあると思うのです。
なにもないシンプルな部屋、効率化した生活もいいけれど、
手放せない一冊が家にあるのもカッコイイじゃないか。
...僕の場合は一冊どころではないですが^^;


長く手元に置いておきたい。
そんな風に思わせてくれる本こそ「本物」なのでしょうね。

この「デザインのデザイン Special Edition」はそんな「本物」の一冊です。