(出典:Wikipedia)
好きな彫刻シリーズ第三弾。
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの「聖テレジアの法悦」。
(ローマ、サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会堂コルナロ礼拝堂)
バロック彫刻の最高傑作。
神に魅入られた聖女が浮かべる恍惚の表情。
絵画でも十分美しい光景なんだろうけど、
彫刻という三次元がこの作品をさらに神々しいものにしている。
聖女の聖衣のひだ。
聖女と天使に降り注ぐ光の矢。
究極のエクスタシーがここにある。
この世界にはどれだけ美しいものが存在するのだろう。
どれだけ時が経っても美しいものは生まれ続けるのだろうか。
それが人間の可能性というものなのだろうか。
さらに美しいものを生み出すために僕らは過去を学ぶ。
温故知新。
学びて思わざれば、則ち罔(くら)し。
思いて学ばざれば、則ち殆(あや)うし。