瀬戸内国際芸術祭2019夏会期がはじまりました。
...と思ってたら、その夏会期もあと一週間で閉幕です。
相変わらずの遅筆ですが、夏会期のレポートを随時していきたいと思います。
2013年・2016年と過去2度、芸術祭には行ってますが、
夏会期に行くのは今回がはじめてでした。
今回も早朝出発して下道でのんびり高松港に向かったのですが、
のんびりしすぎて船の時間が中途半端になってしまい、
やむなく高松市街エリアを回ることにしました。
まずは夏会期オープンの北浜エリアを経由して、
高松市美術館で開催されている宮永愛子展へ。
いやあ、暑い。
暑いときはクーラーの効いた館内でアート鑑賞するに限る。
高松港から歩くこと15分、まずは北浜ギャラリー。
高松丸亀町商店街を通って...
ヤノベケンジ「Ship's Cat(Diver)」
最初の目的地、高松市美術館へ。
2006年のイサム・ノグチ展以来、十数年ぶりの訪問。
開放感あふれるロビー。
スロープ空間がまた素晴らしい。
佐藤忠良「バレエの女」。
オーギュスト・ロダン「オルフェ」。
さて、宮永愛子展へ。
常温で昇華するナフタリンなどを材料に「変わりながらも存在し続ける世界」を表現する現代アーティスト・宮永愛子。近年国際的に大きな注目を集める彼女は、瀬戸内国際芸術祭2019の出品作家としても選出されています。本展では、瀬戸内の景色やそこで暮らしてきた人々が積み重ねる時間をテーマに、澄んだ音色奏でる讃岐名石「サヌカイト」を素材とする新作インスタレーション、代表的なシリーズである<手紙>や<life>などを展示します。宮永は、不断に変化する世界と向き合う私たち一人ひとりを、海に浮かび旅する一艘の舟に重ねます。展覧会タイトル「漕法(そうほう)」とは舟を漕ぐ方法を意味する言葉。果てしない年月のなか、私たちを取り巻く島々は揺らぎながら変化を続けます。そして、私たちもまた日々を紡ぎ、懸命に世代を重ねていくことで景色を少しずつ変えていくのです。(展覧会パンフレットより)
正直これまでほとんど知らなかった作家で、
たまたまFacebookで展覧会の情報を知って訪れたのですが、アタリでした。
すごく良かった。
二会場情勢で、最初の第一会場は撮影可でした。
お気に入りの作品をアップします。
「留め石」
「海に聞いた話」
「手紙」
「life」
第二会場は撮影禁止なのですが、一番気になった作品をpinterestよりピックアップ。
「waiting for awakening -chair-」
「時」を視覚化する。
吉岡徳仁のクリスタライズシリーズに通ずるものがあるな、と感じました。
透明感を感じさせる作品の数々は猛暑のこの季節にピッタリ。
9/1まで、と会期残りわずかですが、残暑の避暑にいかがでしょうか。
【訪問日】2019年7月27日午前