瀬戸内国際芸術祭2016最終日。
粟島での消化不良感が残ったまま帰る気にならず、丸亀まで戻って
猪熊弦一郎現代美術館に行くことにしました。
この美術館には瀬戸芸の作品はなかったのですが、さすがに高松まで引き返す気にはならず、
須田港から一番近くのアートスポット、ということで。
丸亀の駅前に立つその美しく巨大な箱は、建物そのものが強烈なインパクトを放っている。
基本的に猪熊弦一郎の作品を展示する美術館だけれど、格別この作家が好きなわけでもなく、
今回訪れたときにやっていた企画展もさほど興味をそそるものではなかったけれど、
MoMAの改築を手掛けた谷口吉生による美術空間を見るだけでもそれはそれで面白い。
美術館の前は何度となく通っているのですが、
中に入るのは2011年に訪れて以来、実に5年ぶり。
ファサード。
美術館模型。
猪熊弦一郎の巨大壁画。
貝型オブジェ。
サイドの階段も美しい。
2階踊り場。
屋上。
中に入って。
3階展示室。主に企画展をやってます。
2階展示室。主に猪熊弦一郎氏の作品を展示。
吹き抜けになっていて、開放感があります。
これがホントのブルーハーツ?
玄関前にある線状オブジェの模型
猪熊氏は三越の包装紙をデザインしたことで有名ですね。
黒バージョン。
2階展示室の奥にあるミュージアムホール。
さらにその奥の造形スタジオで開催されていた公募展が面白かった。
来場者投票で受賞者を決定するそうです。
展示作品の中で自分が気に入ったものをピックアップします。
大河千里「島唄う」
どことなく女優の波瑠に似ているような...
古河信哉「港の夜明け」
光の表現がとても気に入った。
田山景子「気配」
クールな猫の表情と背景のビビッドな赤とのコントラストがいいなあ。
白川光夫「天寧寺絶景」
尾道の千光寺公園近くに建つ三重塔の魅力を引き出している、みたいな。
丸岡節子「夢を追って」
半立体的な表現が面白かった。
立体作品のお気に入り。
東條裕志「彫刻硝子ひまわり・ひまわり」
川西アートフラワークラブ「無題」
投票は気に入った作品3つを選んで投票します。
上記の中からさらに絞り込むのをけっこう悩んだなあ。
でも、すごく面白かった。
企画展でがっかりしたぶん、この展示で救われた感じ。
【Information】オフィシャルサイト
アクセス:JR丸亀駅南口より徒歩1分
JR丸亀駅前地下駐車場・2時間無料
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
休館日:年末12月25日から31日、および展示替え等による臨時休館日
(詳しくはオフィシャルサイトをご覧ください)
入館料:常設展 一般300円 大学生200円 高校生以下無料
企画展は展覧会ごとに定める