モディリーアーニ展を観に渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムへ。
休日だというのにあまり混んでませんでした。
あまり知名度ないのかなあ、この画家。
エッシャー展のときはすごかったのに。
正直モディリアーニという画家もその絵もよく知りませんでした。
当然その妻ジャンヌの存在も。
アメデオ・モディリアーニ。
イタリア生まれの画家。
身体が弱く、35年の短い生涯を閉じる。
晩年に妻ジャンヌと結婚、ジャンヌが二人目の子供を妊娠中に病死。
悲嘆にくれるジャンヌはその48時間後に飛び降り自殺を遂げる...
残った子供は孤児院へ。
なんとも悲劇。
二人が出会ったとき、モディリアーニ32歳。ジャンヌ18歳。
なんと歳の差14歳の夫婦。
この展示は二人の作品が展示されているわけですが、
歴史的にはモディリアーニのほうが有名ですが
なかなかどうして。ジャンヌも優れた画家だったようです。
モディリアーニの絵はほとんどが正面からの人物画。
極力少ない線。
細長の顔。
長い首。
表情の読み取れない瞳(黒目がないものが多い)。
...正直好きな画風ではないです...
表情が読み取りにくいものばかりなので
絵全体がなんとなく寂しいものに感じられるのです。
一方ジャンヌはその若さゆえかさまざまな画風が見受けられます。
本の挿絵だったり、風景だったり、モディリアーニ調だったり、
ピカソ調(キュビズム...っていうんでしたっけ?)だったり。
まだ自分というものが固まらないように感じました。
でもそれが逆にジャンヌの絵の魅力のようにも思えました。
いつもいつも同じ作風では飽きちゃうしね。
どちらかといえば僕はジャンヌの絵のほうが好きかな。
ガイドブックが2,300円で売っていましたが、
あまり好きな作風ではなかったので今回は買いませんでした~。
GW後半はダ・ヴィンチの「受胎告知」を観にいこうかな...