関東で唯一のライトの建築作品、自由学園明日館に行ってきました。
実は1年前の同じ頃にも訪れているのですが、
閉館間際で中には入れず。
今回1年がかりでようやく願いが叶ったり、というわけです。
時期も同じ春、ということで桜がキレイでした。
自由学園の創設者、羽仁吉一・もと子夫妻が建築家遠藤新を介して
帝国ホテル設計のために来日していたライトに設計依頼して
1921年から1927年の実に6年がかりで建てられたもの。
低い屋根、水平方向への強い線、地面と同じ高さの低い床。
プレーリーハウス(草原住宅)と呼ばれるライトの建築様式を
観察することができます。
JR池袋駅メトロポリタン口より徒歩5分。
見学料400円で中を見学することができます。
写真撮影もOK。
レイアウトとしては、中央芝生広場を逆U字状に取り囲むように建ってます。
天気が良く、芝生でお花見をしている親子がけっこういました。
ファサード。
桜がキレイでした。
サイドの側廊。
独特の窓。
大教室「としま」。
天井に桜の花びらがライトアップ。
廊下の天井照明。
建物中央部にある食堂。
基本平屋なのですが、食堂は少し床が高くなっていて半二階状態。
食堂の前がさらに床が高くなっていて、ロフトスペースがあります。
奥の方にライトがいるのが分かりますか?
模型。
ライトのライト。
明日館の模型や、ライト設計の家具や照明など、
ライトのちょっとした資料スペースになってます。
中央のホール。
中央の切妻の形を生かした窓。
独特の形のライトチェア。
道路を渡って講堂へ。
こちらはライトの弟子、遠藤新氏が手がけました。
ステージから入口側を望む。
ステージ奥の小部屋で見つけた素敵なスツール。
良いものは時代を超えて評価される。
どれだけ早く評価されるか、ということよりも
どれだけ永く評価されるか、ということを意識したいものです。
【Information】オフィシャルサイト
アクセス:JR池袋駅メトロポリタン口より徒歩5分
JR目白駅より徒歩7分
見学可能時間:10:00〜16:00(入館は15:30まで)
夜間(毎月第3金曜日)18:00〜21:00(入館は20:30まで)
休館日:月曜日、年末年始
見学料:見学のみ400円、喫茶付600円、夜間のみお酒付1000円、中学生以下無料