淡路島の本福寺水御堂(ほんぷくじみずみどう)に行ってきました。
安藤忠雄設計により1991年竣工。
安藤さんお得意のコンクリートに包まれた空間は、
これまでの寺社建築の常識を覆すものでありながら、
古来からの寺社建築の伝統が築き上げてきた雰囲気を妨げない。
入ってまず現れるのはコンクリートの大きな一枚壁。
不浄に満ちた下界と聖域とを隔てる境界なのでしょうか。
さて、この壁をくぐって聖域へと入っていきます。
地上は大きな楕円形の蓮池の覆われています。
[Google Earthより]
蓮池を中央から二つに分かつ階段を降りて地下の本堂へと向かいます。
入口。
本堂の周囲をぐるりと一周回れるようになってます。
本堂の真後ろ。自然光が入ってきてその光は本尊の後光となる。
通路境界に沿ってつけられたくぼみが空間に和らぎを与えますね。
本堂の隣に昔ながらの社がありました。
自分の勝手な妄想ですが、この場所はあえて残したんじゃないかと。
新旧の空間を置くことで新しい空間の価値をあらためて考えるために。
夕日が差し込む頃がまた良い、とのことですが、今回は早々に退散し次の目的地、
安藤コンクリートのオンパレード、淡路夢舞台へ。
【information】
住所:〒656-2305 兵庫県淡路市浦1310
開場時間:9:00〜17:00(年中無休)
拝観料:大人400円、小人(中学生以下)200円
※本堂は撮影禁止。