生みの苦しみ...

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私は男です。故に人の子の生みの苦しみは分かりません。
言うまでもなくここは「Webデザイナー」成長期ですからここでいう
生むべきものとは「Webサイト」のこと、です。

卒制がはかどりません。
技術的なことで悩むというより、コンテンツ的な部分がどうにも整理がうまく
ゆかないのです。このサイトでどういうコンテンツが必要なのか、どういう
構成にすれば生みの親の伝えたいメッセージが読者に伝わるのか。
経験のなさゆえに苦しむのは当然といえば当然なのですがここまで煮詰まって
くると自己嫌悪に陥ってきます。俺ってこんなに頭が悪かったっけ...と。

私が卒制で作ろうとしているサイトは仮想Webデザイン制作会社。
テキストとイメージによる情報発信というベーシックなスタイルからWebアプリ、
データベースなどを駆使した情報管理システム、さらにコミュニケーションの
スタイルを進化させたマルチユーザシステムまでWebできること、Webの
可能性をアピールする会社だということを伝えたい。

Web技術の高さが売り、なのでこのWebサイト自体にあらゆるWeb技術を
(もちろん今の自分でできる範囲になりますが)盛り込むつもりです。
XHTML+CSS、PHP、DB、blog、CMS、マルチユーザシステム...
ただし使える技術の羅列だけでは広いユーザ層にアピールすることは
できません。一部の玄人受けサイトになってしまいます。Web技術にそんなに
詳しくない人でも「Webってこんなこともできるんだ」と感じてもらえるサイトに
したいのです。それを伝えるためのコンテンツの整理が...

整理の美学、というものが私的にはあると思っています。
独創的な、とか、見た目のかっこよさ、とかといったものとはまた別の美学です。
私は独創的なものを作るのは苦手だけど物事を整理することは好きです。
それもまたデザインのひとつの形だと思っています。
だからこの「整理」に妥協したくない、その思いが迷いをさらに強くしているの
かもしれません。

今悩んでいることは後々の財産になるんだ、と言い聞かせながら
なおもまだ悩み続けています...
悟りの日はくるのだろうか...