デザイナーとは?

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記念すべき100回目の記事は友人Kっ君からのリクエストです。
「デザイナーとは?」についてblog書いてくれ、と。うれしーじゃないですか。
読者から記事のリクエストがあるなんて。ブロガー冥利に尽きるってもんです。

さて、「デザイナーとはなにか?」-単純ですがとても深いテーマです。
このテーマを真剣に考えている人とそうでない人は天と地ほどの差が出ると
私は思います。それはセンス以前の問題です。

デザイナーとは簡単に言うと「デザインする人」なわけですがじゃあ「デザイン」
ってなによ?ってわけです。日本では、というより私の感じる限りではデザイン、
というといかにもきらびやかでグラフィックの美しさを表現すること、というのが
一般的というイメージがあります。実際それも間違ってはいないと思うのですが
それはほんの一部分にすぎないと私は思うのです。

デザイン(design)-直訳すると、「設計」です。広義で考えると服を作るのも
冷蔵庫を作るのも、車を作るのもまずデザインありき、なのです。そして私の
考えるデザインの定義は「人に喜んでもらえるものを作ること、提供すること」。
一言で言えばそうなります。一方その対極にあるものが「アート(art)」。
アートとは簡単に言えば「自己表現」だと私は思っています。他人がどう
思おうが関係ない。自分が表現したいものを表現する。評価はあとからついて
くるもの。一方デザインはその逆です。出来上がったものを使うユーザがいて、
そのユーザを満足させるためにさまざまな工夫をすること、それが「デザイン」
ではないでしょうか。

自分を表現することと、相手が満足するものを提供すること、どちらも大切な
ことだと私は思います。双方が存在するからこそ双方の特性が生きるのです。
悪があるから善、暗があるから明、影があるから光があるように。
そして個々の個性によりアートが好きだったり、デザインが好きだったりその
取り組みはさまざまではないでしょうか。一般的に職業を指す言葉のように
思えますが私はそうは捉えません。デザインのことについて真剣に考えて
いればその人は「デザイナー」だし、アートのことについて真剣に考えている
人は「アーチスト」です。そういう意味で私は「デザイナー」でかつデザインの
手法についてとくにWebに注目しているので自称「Webデザイナー」なのです。

皆さんの考えるデザイナーとはなんですか?