私をスキーに連れてって

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5年ぶりに雪上に立ちました。


大学を卒業し、身辺整理をして東京を離れるとき、
持っていたスキー板を処分しようかどうか迷った。

四国でスキーが出来るとは思わなかったし、
できるだけ引越し費用を抑えたかったのだけど、
...捨てることはできなかった。


ハマるとのめり込むタイプです。
二十代、スキーにはまった。
自分でも決してセンスがいいとは思えなかったけど、黙々と練習したおかげで、
なんとか準指導員を取得するくらいまでにはなった。
しかし、僕の実力はそこまでで、そこから上のプライズテストはなかなかクリアできなかった。
それでも滑ることは楽しかった。

人生、壁はいくつもあって、やがて「やりがいのある仕事」という別の壁にもぶち当たり、
散々迷った挙句、安定した会社員生活を捨て、大学に入って学び直すことを決めた。
安定収入を失った上に高額な学費納入のため、経済的な余裕は一気に無くなって、
雪上から遠ざかるを得なかった。
というより、今度はアートとデザインにのめり込んだ。


...それから5年。


週末の愛護班のスキー体験学習の下見に行ってきました。
...半分仕事です。

久々のスキーにしばらく戸惑いを感じていたけれど...


やはりスキーって楽しい。


物置においていたスキー板とブーツを出してくる。

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前日、ちゃんと履けるかチェックしようとしたら...
キツクて入らない。
シェルが硬くなったのか、太って入りにくくなったのか、はたまた両方か。
格闘すること15分、何とか履くことができて一安心。

そして、スキー板にホットワックスをあてて準備完了。

久々の準備作業に、徐々にスキーモードに切り替わってく。


翌日。
内子町のSOL-FAオダスキーゲレンデへ行きました。
リフトは二本しかなく、信州や東北、北海道ほどの規模ではないにしても、
ロングコースでモーグルコースもあって、意外としっかりとしたスキー場。

しかし、あいにくの小雨。しかも霧で視界悪し。

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最初の1、2本は、体力の衰えに愕然とするばかりだったけど、
滑っているうちに、だんだんカンが戻ってきた。
滑るほどに楽しくなってきた。

5年ぶりにしては感覚は失われていなかった。

しかし、過ちは低き所にて起こるもの。
もう一本。そこがスキーの止めどころ。

ちょっと余力を残しながらも3時間ほどできりあげました。


せっかくなので、在りし日の勇姿をば。

若い頃はモーグルにハマってました。

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僕がはじめた頃は、周囲にやってる人がなかなかいなくて、
一人で重い荷物を抱えて、夜行列車で白馬へ滑りに行ってたなあ...


それでも次第に仲間ができて、一緒にコブを滑って、エア台を飛んで。

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あんまり得意じゃないけど、ポールも滑ってました。

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遊子川の子どもたちが、スキーの楽しさを知ってくれるといいのだけど。

せっかく山にいるんだもの。
山を楽しまなくちゃ。


P.S. 
タイトルで「ああ」と思った方は同志です!
ゲレンデミュージックは広瀬香美ではなく、ユーミンですよね!